Red Bull Gaiming U 2015
© Yusuke Kashiwazaki
ゲーム

ゲーム漬けの2泊3日【Red Bull Gaming U 2015】

学生向けゲーミングキャンプ「Red Bull Gaming U 2015」レポート
Written by Red Bull Japan
読み終わるまで:6分Published on
大学生、専門学校生、高等専門学校生が対象のゲーミングキャンプ「Red Bull Gaming U 2015」が、去る2015年8月28日(金)から30日(日)まで、2泊3日で開催された。今年のゲームタイトルに選ばれたのは「 Red Bull 5G 2015」での採用も発表されている「ぷよぷよテトリス」。参加者に求められた資格はその上手さではなく、「うまくなりたい」という熱い気持ちだけあって、全くの初心者から上級者まで、男女様々なゲームレベルの学生たち15名が参加した。夏の終わりに行われたゲーム漬けの夏合宿をレポートする。
参加する生徒たちはまず東京駅に集合。全員がはじめまして、みな少し緊張した面持ちだったが、そこからバスで会場となる千葉県長生郡の「生命の森リゾート」へ移動した。バスには生徒と共に今回の先生4名も同乗。「ぷよぷよ」の先生が「kamestry」「selva」、「テトリスの先生が「HBM」「サマフ」と、いずれも国内トップクラスの豪華メンバーが、今回の合宿で初めて講師を務めるコトとなった。
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会場に到着した生徒たちを待ち受けていたのは、「Red Bull 5G」のゲームアドバイザーでもあり、「Red Bull Gaming U」のプロデューサーを務める松井悠氏。氏曰はく、「ゲーミングキャンプ」と銘打ったこの2泊3日は、「ゲーム」の上達はもちろんのことながら、「キャンプ」の文脈も大切にしたいとのコト。せっかく学生たちが全国から集まったのだから、単なるゲーム講習会ではなく、この夏の思い出を作らせてあげたい。そんな運営サイドの想いは、3日間随所に見受けられた。
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到着後、オリエンテーションとアイスブレイクの「紙ヒコーキチャレンジ」を経て行われたDAY1のメインコンテンツは、みっちりと座学。いきなりコントローラーに触るのではなく、初心者からよくわかるように工夫された講義は、国内トップレベルのプレイヤーが教えるだけあって、徐々にステップアップしながら最終的にはかなり深淵なレベルまで到達。生徒たちは話に置いて行かれないように、頭をフル回転させていたコトだろう。傍目から見ても、のっけからかなり追い込んだ座学の後は、キャンプの定番食カレーを食べてこの日は終了。参加者は宿泊用に用意されたロッジへ移動し、これから2泊の共同生活を送るコトとなる。冒頭の通り、初対面の生徒たちではあったが、コミュニケーションの壁を壊すのは言葉より何よりやっぱりゲーム。部屋にはPS4と「ぷよぷよテトリス」が周到に用意されており、座学でコントローラーを握れなかった反動か、生徒たちはかなり遅い時間までみんなでワイワイやっていたようである。
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翌朝、全員で集合し朝食を済ました生徒たちのDAY2のメニューは、前日の座学とは打って変わって実践。いよいよゲーミングキャンプの本番である。国内最高峰レベルの講師陣から教わった理論とテクニックはアタマではどうにか理解するものの、それをいざやってみるとなると当然うまくいかない。とにかくひたすらパートナーと対戦をし、そのリプレイ映像を観ながらお互いでレビューをするという練習を反復し、アタマで理解しているコトをカラダに覚えさせて行く。聞いた感じ過酷そうに思えるかも知れないが、生徒たちは最後の最後まで笑顔が絶えなかった。そう、彼らの「Red Bull Gaming U」の応募資格は、「うまくなりたい」という熱い気持ち、ただそれだけなのである。
朝から晩までひたすら続いた実践練習でも、まだまだやり足らないといった感じの生徒たちではあったが、この日の夜は「ゲーム」よりも「キャンプ」の文脈。まずディナーは、生徒、先生、スタッフが揃ってバーベキューでお腹を満たすと、この夜のハイライトはここから。森の中の暗闇をライト片手に歩いて抜けた先に、突然煌々と明るく開けた広場に行きついたかと思えば、そう、そこにはキャンプファイヤーが用意されていたのである。また会場には大型スクリーンがセット、そこに映し出されたのは、もちろん「ぷよぷよテトリス」。キャンプファイヤーのメインイベントは、ぷよぷよとテトリス、それぞれの先生同士のエキジビションマッチで大いに盛り上がった。自分たちがこの日なかなか会得できなかった技の数々を容易に繰り出し、また常人ではないテクニックやスピードで魅せる先生たちに生徒たちは拍手喝采。興奮冷めやらず、当然この日も遅くまでロッジが賑やかだったコトは言うまでもない。
林間学校でも修学旅行でもそうだが、楽しみにしていた行事というのは、振り返ればあっという間に終わってしまうものである。翌朝、もうすでに若干の名残惜しさを感じさせながら迎えたDAY3。ここまで座学、実践と来て、この日はついにトーナメント形式での大会が行われた。それも、会場はこれまでのセミナールーム的佇まいから一変、ステージやライティングまで施され、その模様は、MCに松井氏、ゲスト解説にぷよぷよのS級リーグプレイヤー「ALF」氏を迎えた本格仕様で、世界最大のゲーム専門ライブ配信サイト「Twitch」にて生放送。さらに決勝戦まで残った2名には、12月20日(日)に大阪で行われる「Red Bull 5G FINALS」でエキジビションマッチに出場する権利が与えられるというプライズ付き。もちろん、初心者から上級者まで男女様々なレベルの生徒が参加しているのが「Red Bull Gaming U」である。この3日間を通じ、それぞれがそれぞれのレベルでステップアップしたコトを確認する修了検定的な意味合いもありつつも、運営サイドのあまりの念の入れように、想像以上にガチなトーナメントがゲーミングキャンプの最後を締めくくった。
以上をもって「Red Bull Gaming U」は終了。2泊3日ながら濃密で充実した夏合宿はあっという間に過ぎ去ってしまったワケだが、印象的だったのは終了後のインタビューで生徒たちが口々に「楽しかった」という感想を述べていたコト。東京駅で緊張した面持ちだった3日前からすると、遥かにイキイキとした笑顔で彼らは帰宅の途についた。「Red Bull Gaming U」を通じて、もちろん「ぷよぷよテトリス」の腕が上がったコトは間違いないだろうが、それ以上にゲームの持つ「楽しさ」を改めて伝えるコトができた3日間。同じメンバーでこんな経験をする夏はもう二度と来ないだろうが、ゲームがあればまたいつでも会える。今度は「Red Bull 5G」の予選会場で彼らに再会できるコトを信じてやまないのである。

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