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Xbox Oneでプレイしたい後方互換対応ソフト10本

続々とリリースされているXbox Oneの後方互換対応ソフトの中から、是非ともプレイしたいオススメを紹介する。
Written by Pete Dreyer
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後方互換対応ソフト10本

後方互換対応ソフト10本

© Ubisoft

E3 2015でMicrosoftが Xbox Oneに後方互換機能を実装するという発表をして以来、我々はどのゲームがプレイできるのかと気を揉んでいた。そして先日ようやくリストが発表され、すべての作品が対応になった訳ではないにせよ、多くの人気作の対応版がリリースされた。
しかし、我々コミュニティが切望するタイトルがいくつか不足しているのは事実だ。たとえば、『 レッド・デッド・リデンプション』が含まれておらず、『2』のリリースがもうじきなのではないかという噂を更に強めている他、先日リリースされた新作『 ブラック・オプスIII』がFPSファンを満足させているにせよ、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』をはじめとする『CoD』シリーズも一切含まれていない。
Microsoftは今後も数多くのクラシックをリリースする予定だとしているので、彼らの言葉を信じて待ちたいが、現時点でも購入に値する作品がいくつか存在する。今回はその中から10本をピックアップした。 Xbox 360でのリリース時にプレイしなかったという人は是非プレイしてもらいたい。
『Alien Hominid HD』
The Behemothが開発したこのゲームは今回のリスト入りにふさわしい。また彼らが開発した『Castle Crashers』もオススメだ。今回の後方互換対応は、The Behemothの素晴らしいゲームの数々の最初期にあたるこれらの作品をまたプレイするには最適のタイミングと言えるだろう。このラン&ガンのアクションシューティングは今から約10年以上前にXboxでリリースされた作品だが、今でもその難易度とデザイナーのDan Paladinのユニークなアートスタイルで十分に楽しめる。
『DiRT 3』
一連のシリーズの中で、タイトルからColin McRaeの名前が初めて外されたゲームだが、それまでの作品と変わらないクオリティの高さを誇っている。実際、今でも過去最高のラリーゲームの1本に数えられており、最新作『 DiRT Rally』と比較しても何の遜色もない。 Codemastersが開発を担当していることからゲームプレイは無駄がなく、4年前の作品には思えないほどだ。様々なラリーステージが詰め込まれたキャリアモードの他にも、マルチプレイヤーのドタバタが楽しめる数々のパーティモードも収録されている。また、今作で初めてKen Blockのようなドライビングが楽しめるジムカーナモードが収録された。
『クレイジータクシー』
マッドなレトロゲームをプレイしたいと思っている人には『クレイジータクシー』がオススメだ。完全に時代遅れで、1990年代のアーケードからそのまま持ってきたようなグラフィックだが、このゲームのように「もう1回!」と言ってついついプレイを続けてしまう中毒性を備えたゲームの数は少ない。また、ドライビングゲームの隆盛のきっかけとなったのがこのゲームだということも忘れてはいけない。このゲームの登場により、『バーンアウト』や『 ニード・フォー・スピード』シリーズが生まれたのだ。 セガ最盛期のノスタルジアを味わうだけでもプレイする価値はあるだろう。
『Super Meat Boy』
Team Meatが開発したこのアクションゲームについては今更何も言うことはない。自分の能力の限界を試される鬼の難易度にプレイヤーは何度も諦めるが、それでも再びコントローラを手にしてしまう。他のプラットフォームで順次リリースされてきた中、これまでXbox Oneではリリースされていなかったのは驚きだ。だが、ようやく後方互換で対応するようになったので、思う存分プレイしてもらいたい。ただし、苛立ってコントローラを壊しても我々を責めないで欲しい。
『アサシン クリード II』
Ubisoftが生み出したこのサンドボックスアドベンチャーシリーズの往年のファンならば、エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェには深い思い入れがあるはずだ。彼が主人公の『アサシン クリード II』は、『ブラザーフッド』や『ブラックフラッグ』と並ぶシリーズ最高傑作の1本に数えられており、1作目の失敗からシリーズを救い出した存在という評価もある。家族の復讐を誓ったエツィオの旅は、ルネッサンス期のイタリアを見事に再現したグラフィックと自由度の高いゲームプレイで素晴らしい内容を誇った。最新作『 アサシン クリード シンジケート』のファンならば必ず楽しめるはずだ。
『Shadow Complex』
『Shadow Complex』の良さは、他の素晴らしいXbox 360の作品の中でつい忘れられがちだが、2009年にEpic Gamesが手がけたこの2.5Dアクションは、その当時、数々の称賛や年間最優秀ゲーム賞を獲得していた。その理由はプレイしてみればすぐに理解できるだろう。疑似3Dの美しいヴィジュアルの地下ステージで数々の敵や奇妙な形のメタルギア風のメカと戦っていくラン&ガンが基本だが、そのヴィジュアルは細部まで描かれており、ステージは様々なアプローチで挑めるようになっている。1000円以上の価値があるゲームだ。
『Gears of War 2』
正直に言わせてもらえば、シリーズ3部作をすべてプレイしてもらいたい。すべてをプレイしなければこのシリーズへの冒涜になる。しかし、チェーンソーライフルを顔に突きつけられて3本の中から1本を選べと脅された場合は、泣く泣くこの2作目を選ぶことになるだろう。心の琴線に触れるイベントが盛り込まれた、期待を裏切らないストーリーも素晴らしいが、このゲームが本領を発揮するのは、倒れた敵を盾にしながらチェーンソーバトルを展開する各種マルチプレイヤーモードと永遠に敵をなぎ倒せる強烈なホードモードで、これらの存在が今回のリスト入りの理由になった。
『あつまれ!ピニャータ』
2002年にMicrosoftがRareに大金を与え、『ゴールデンアイ 007』の開発で知られるこのデベロッパーを傘下に収めた時、これでXboxも他のゲーム機と肩を並べる存在になるだろうと多方面から称賛されたが、それから10年以上経った今、MicrosoftにもRareにとってもこの契約は功を奏しなかったと言ってしまって構わないだろう。傘下に入ってからのRareは、『ゴールデンアイ 007』や『パーフェクトダーク』、『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズなどの秀作に匹敵する作品を生み出せていないが、ポケモン的な魅力を備えた『あつまれ!ピニャータ』は別だ。基本的にはピニャータと呼ばれる動物たちを集めて帽子などを着せ替えながら育成していくゲームで、こう書くと詰まらなそうだが、プレイしてみればその面白さに気付き、ここにリストアップした我々に感謝するはずだ。
『斑鳩』
『斑鳩』はゲームキューブとXbox 360でリリースされた時はそこまで大きな話題にならなかったが、ハードコアなアーケードシューティングゲームのファンたちはこのゲームを見逃さなかった。このゲームは白と黒の属性を持つ敵に合わせてプレイヤーの自機の属性を変えていくというユニークなシステムが採用されており、たとえば、自機を黒にすれば敵の黒い弾を吸収できる。そして、それをひとつ間違えば即死になる高い難易度も売りだ。ゲームを進めていくにつれ、プレイヤーは激しい弾幕と強烈なボム「力の解放」の作り出すヴィジュアルでトランス状態に入るだろう。
『ミラーズエッジ』
最新作『ミラーズエッジ カタリスト』が早くても来年2月までリリースされないので、フリーランニング系のゲームを今か今かと待っている人がいるのは理解できる。その第1作目の『ミラーズエッジ』は、そのスタイリッシュなゲームプレイとミニマリストなアートスタイルで、2008年のリリース当時には大きな話題となったが、それから7年が経った今でもこのタイトルは非常に新鮮で、屋上をパルクールで抜けていく爽快感は中毒性が高く非常に面白い。『Rise of the Tomb Raider』などの脚本で知られるRhianna Pratchettのストーリーはこの作品でも素晴らしく、すべての伏線を見事に回収している。過去10年で最も過小評価されている作品の1本だ。