年始に壮大なランニングゴールを設定したにも関わらず、すでに冬の寒さを避けたいばかりにトレッドミルの上ばかり走っているのではないだろうか? 冬用の優れたランニングギアを手に入れれば、想像以上に素早くアウトドアランニングに戻ることができる。今回は冬のランニングが嫌にならない6種類の必須ランニングギアをリストアップしてみた。
1:ウィンドジャケット
冷たい風が吹く日は体感温度が下がってしまうため、ランニングがいつも以上に寒く感じてしまう。冷たい風が吹く日のランニングは、どれだけ努力しても体感温度を上げられない可能性があるのだ。
というわけで、ウィンドジャケット(小雨に対応できる防水機能付きが好ましい)をアウターとして用意しておくのが良いだろう。汗を逃がす通気性と腕を快適に振れる運動性を備えた軽量のランニング専用の製品を探してみよう。
2:ロングスリーブ・ベースレイヤー
汗を逃がしつつ、冷たい風を体に当てないようにするためには、ロングスリーブ・ベースレイヤーを用意する必要がある。夏は高機能の超軽量Tシャツやランニングシャツ1枚で走る人が多いと思うが、冬はロングスリーブを着て、腕と上半身をなるべくカバーすることが重要だ。
ロングスリーブ・ベースレイヤーは水分を逃がす機能を備えている化学繊維製の製品を選ぶようにしたい。ウィンドジャケットの下か、Tシャツやランニングシャツの下に着込むようにしよう。また、気温がかなり低い時は、ロングスリーブ・レイヤーを重ね着するのも良いだろう。
3:ランニングタイツ
冬はランニングショーツではなくランニングタイツを履こう。ランニングタイツを履けば、薄いレイヤーが筋肉や関節を温めてくれるので、怪我をする確率が低くなる。
優れた製品はコンプレッション機能も備えているため、筋肉をしっかりとサポートしてくれる。また、レッグヘム(足首)にジッパーがついている製品なら、ある程度の通気性が得られる上に、着脱も楽だ。また、ズレ上がりを防ぐヒールストラップを備えている製品や、夜間での視認性が高いデザインの製品もあるので、自分のランニングスタイルにあった製品を選んでみよう。
4:冬用ランニングシューズ
冬専用のランニングシューズを買うのも賢明だ。ただし、自分のランニングスタイルに合った製品を選ぶのを忘れないようにしたい。冬は凍った路面や濡れた路面を走る日があり、そのような日のランニングは、ランニングシューズが濡れ、さらには冷たい風が足先を冷やすので、つま先がかじかんでしまったり、水ぶくれができたりする確率が高い。
防水機能付きのランニングシューズなら、つま先が濡れないので足が冷えない。また、トレイルランを好んでいる人は、トレイル専用のランニングシューズを探してみよう。冬のトレイルランはぬかるんだ土を走る日が多くなるが、トレイル専用のランニングシューズはグリップ力を高めるのにも役立つ。
5:グローブ
ランニング中は、両手はほとんど動かないので、まずここから冷えを感じてしまう。血液は "動いている" 筋肉に優先して届けられるからだ。マラソンやクロスカントリーのトップアスリートは冬でも薄いレースウェアを着ているが、グローブだけはほぼ100%の確率で身に着けている。
防風機能を備えた素材で作られていて、体感温度の低下を防いでくれるグローブを探してみよう。また、保温性の高いインシュレーションが追加されている製品もオススメだ。着用したままスマートフォンのディスプレイが操作できる機能が必要になるランナーもいるだろう。
6:ネックゲイター
ネックゲイターは過小評価されているウィンターギアだ。最高級のウィンドジャケットを着ていても首から冷たい風が入ってきて、快適なランニングの邪魔をする。しかし、ネックゲイターを着けていれば、ウィンドジャケットを着ないでも体温をある程度維持することができる。もちろん、ウィンドジャケットを着た上から着ても良いだろう。ネックゲイターがあれば、快適なランニングができる上に、扁桃腺が冷えるのを防げる。
ネックゲイターの中には顎までしっかり隠せる製品もある。また、薄いネックゲイターなら、バンダナとして使ったり、キャップ代わりに頭部と耳を守ったりすることもできる。