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バスケットボール
バスケットボール:ドリブル上達に役立つドリル おすすめ15選
ポイントガード、センターを問わずすべてのポジションに不可欠なスキルに数えられるドリブルが上手くなる練習メニューをまとめて紹介!
アリケ・オグンボワレのようなプロバスケットボール選手はどのようにドリブルスキルを伸ばしているのだろうか? 答えは、「より強くより速い手を手に入れることが目的に設定されているドリルをこなしていく」だ。
【Red Bull Half Court World Final 2024】または地元チームのためにドリブルスキルを伸ばしたいと考えている人たちの為に、ドリブルをネクストレベルに高めてくれるドリルをいくつか紹介しよう。
【Red Bull Half Court】はユニークなバスケットボールトーナメントで、世界最強のストリートボーラーたちが3x3でスキルを競い合う。世界中から8,000人以上が予選に参加し、各国の優勝チームが2024年10月16日から21日までニューヨークのブルックリン・ブリッジ・パークで開催される【Red Bull Half Court World Final 2024】に集結する。
01
初級ドリル
フルコートドリブル
このメニューを行うために必要なのはコーンとバスケットボールだけだ。コーンはコート内に適当に距離を取って配置する。ボールを持ってコーンまでドリブルしたあと、ムーブをしてから次のコーンへ向かう。ムーブは、クロスオーバーやレッグスルー、ビハインド・ザ・バックなど任意のムーブを選んで構わない。
フィギュア8
フィギュア8はシンプルなドリブル / ハンドリングドリルだ。両脚を開いて立ち、ボールを右手で持つ。その次にドリブルで両脚の間にボールをくぐらせて左手に渡し、またすぐにまたドリブルで両脚の間にボールをくぐらせて右手にボールを戻す。このドリルは相手をクイックに抜き去るのに役立つ。
パウンドドリブル
このドリルでは、まずドリブルをする手を選択し、その手でボールを持つ。次に膝を曲げて前傾姿勢を取り、選択した手だけを使ってその場で叩きつけるようにドリブルをする。頭と視線が前を向くように意識しよう。このドリルは頭を上げる癖とドリブルの強化に役立つ。
クロスオーバー
クロスオーバーも初心者用の基本ドリブルドリルとして有名だ。パウンドドリブルと同じスタンスで立つが、片手でドリブルする代わりに両手で交互にドリブルする。クロスオーバーは基本中の基本のドリブルなので、このドリルを繰り返して早めに身に付けよう。
ボールスラップ
ボールスラップもシンプルなドリルだ。このドリルでは、ボールを片手で持ち、もう片方の手でボールを強く叩くだけだ。1分間続けたら左右を入れ替えよう。ボールスラップはウォームアップと手の強化に繋がる。
フィンガータップ
フィンガータップはボールスラップに似ているドリルだが、大きな違いがある。ボールを叩く(スラップ)する代わりに、両手の指(フィンガー)でボールをタップするのだ。両腕をまっすぐ伸ばして指だけでボールをタップするか、両腕を頭の上に挙げて指だけでボールをタップしよう。これもウォームアップに最適なドリルで、指を鍛えることもできる。
02
中級ドリル
コーンタッチ
コーンタッチでは約10個のコーンが必要になる。距離を開けてコーンを縦または横に並べて配置する。ドリブルでコーンまで進み、コーンをタッチしたら次のコーンへ進む。頭を上げて前を見続けることを意識しよう。このドリルはボールを見ないでドリブルをするトレーニングになる。
ウォールトス
ウォールトスでは、最初に壁から3m離れて立つ。ドリブルをスタートさせてレッグスルー、クロスオーバー左右、ビハインド・ザ・バックを入れる。すべて入れたらボールを壁に向かってパスして、戻ってくるボールをキャッチしてまたドリブルへ戻り、ムーブを入れる。このドリルは、パスからのムーブへの流れをスムーズにするトレーニングになる。
Uドリブル
このドリブルドリルでは、まずコーン4個で四角形を作る。コーン1個をスタート地点に設定し、目の前のコーンまでドリブルをして、次に横隣のコーンへ横方向のドリブルをしたあと、ドリブルで後ろに下がって終わる。U字が終わるまで同じ手でドリブルをする。このドリルはドリブルの方向転換のトレーニングになる。
ダブルボールドリブル シャトルラン
このドリルではバスケットボール2個使用する。まず、片手に1個ずつボールを持ってベースラインに立ち、手前のフリースローラインまで両手でドリブルをしてベースラインまで戻ってくる。次にハーフコートまで同じようにドリブルをしてベースラインまで戻ってくる。
次に奥のフリースローラインまで同じようにドリブルをして戻ってきて、最後にベースラインからベースラインまで往復する。このドリルは異なるスピードで方向転換しながらボールをハンドリングするトレーニングになる。
チェアドリル
チェア(椅子)は複数のスキルと組み合わせることができる。好きな場所にチェアを配置し、そこへ向かってドリブルしクロスオーバーやビハインド・ザ・バックでチェアを抜こう。チェアをディフェンスに見立てるこのドリルでは、トップスピードでのディフェンスへの対応力を鍛えることができる。
03
上級ドリル
1on1
このドリルではパートナーが必要になる。ベースラインからベースラインまでパートナーのディフェンスに対応しながらドリブルする。このドリルはフルコートプレスをされたときにボールをドリブルで前に運ぶトレーニングになる。
1on1(片手)
このドリルもパートナーが必要になる。ベースラインからベースラインまでパートナーのディフェンスに対応しながらドリブルするのは1on1と同じだが、こちらはドリブルを左右どちらかの手に固定する。このドリルはディフェンスに片手を封じられたときにドリブルで仕掛けるトレーニングになる。
スリーボールドリブル ワンハンドパス
このドリルではバスケットボール3個とパートナーが必要になる。まず、バスケットボール2個でドリブルをする。次に左手のボールをパートナーにパスし、右手のボールを左手にクロスオーバーする。その次にパートナーがボールを戻すので、そのボールを右手で受けて、再びボール2個でドリブルする。これを繰り返す。
このドリルはクロスオーバーと瞬発力、プレー中の手の入れ替えのトレーニングになる。
タイトスペース ボールハンドリング
このドリルは1on1に似ているが、フルコートではなく、コーン6〜8個を使用する。コーンは3〜4個で直線2本を作る。コーンの間隔は2m程度にする。このコーンで作った直方形の中でパートナーをドリブルで抜くのがこのドリルの目的だ。スペースを作り出すスキルとディフェンスに詰められたときのドリブルを鍛えることができる。
ドリブルはバスケットボール最重要スキルのひとつだ。フルコートプレスをかいくぐらなければならないポイントガード、ボールを受けてシュートまで持っていくセンターを問わず、ドリブルはどのポジションにも欠かせない。
WNBAのダラス・ウィングスで活躍するオグンボワレは上記のドリルをウォームアップに取り入れており、「試合前に2ボールドリブルをして、自分の調子を確認しています」と語っている。
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