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世界最強の『オーバーウォッチ』プレイヤーは?

Blizzardが開発した世界的な人気を誇るFPSタイトルのトッププレイヤーベスト10を一挙紹介!
Written by Adam Cook
読み終わるまで:6分公開日:
真の最強プレイヤーは誰だ

真の最強プレイヤーは誰だ

© [unknown]

地球上に住む全員と同じで、我々は『オーバーウォッチ』を愛している。このゲームのタイトなオンラインマルチプレイヤーは非常に魅力的で、定期的なアップデートとバランス変更がシーンをフレッシュに保ってくれている。我々が言える唯一の文句は、新キャラクターと新マップのリリースが遅すぎるということだ。できることなら、今すぐそれらを手に入れたい!
とはいえ、我々は非常に謙虚なタイプのプレイヤー層だ。チームメンバーとしてプレイし、必要に応じてラインハルトからマーシーに切り替えることも厭わない。しかし、世の中には異常に上手いプレイヤーがいるので、謙虚なだけではダメなのではないかと自信を失ってしまう時もある。そして、有り難いことにウェブサイトMaster Overwatchをチェックすれば、誰が上手いのかがすぐに理解できる。というわけで、今回は現時点での世界最強の『オーバーウォッチ』プレイヤートップ10を紹介しよう。

10位(同率):eerpS

eerpSのザリアはチームに勝利をもたらす

eerpSのザリアはチームに勝利をもたらす

© [unknown]

ベルギー出身のAlexandre “eerpS” Vanhomwegenは現在Luminosity Gamingに所属するプロプレイヤーで、マクリーをメインに起用していることで知られているが、状況に応じてウィドウメイカーとザリアも使い分ける。彼のウィドウメイカーのスコープ使用時の精度は47%なので、そこまで優秀ではないと思う人もいるかも知れないが、スコープ使用時の1分間のクリティカル値は1.79を記録しているため、実際は申し分ない攻撃能力を備えていることが理解できる。また、彼がザリアを使用した時は、チームはほぼすべての対戦で勝利を収めており、勝率は84%を記録している。これは彼の7.03秒という圧倒的な平均目標貢献タイムに因るところが大きい。是非とも自分のチームのタンクに加えたいプレイヤーだ。

10位(同率):TheHell

トレーサー使いのTheHell

トレーサー使いのTheHell

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ゲンジ使いと同様、トレーサー使いも「神の恐怖」を体験させてくれる。そう、姿が見えない恐怖だ。TheHellは、そのトレーサーで平均目標貢献タイム5.18秒という圧倒的な数字を叩き出しつつ、ステージを積極的に動き回り、キル/デス比3.23も記録している。尚、TheHellは必要に応じてマーシーとマクリーを使い分けることもできる。

8位:Zunba

基本的にはマクリーをメインに据えているZunbaだが、ザリア使いとしても優れている。むしろ、勝率で言えばマクリーよりもザリアの方が高いので、我々が意見を言わせてもらえるとすれば、メインを切り替えるべきだ。キル/デス比4.01と平均目標貢献タイム7秒を超えるZunbaのザリアは非常に厄介だ。

7位:Zupperman

クールさが魅力のアナ

クールさが魅力のアナ

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ショッキングなアナ使いと言えばZuppermanだ。マクリーも使い分けることから、キル数で上位1%に入っている攻撃的なフィンランド人プレイヤーのAleksi “Zupperman” Kuntsiは、現在Ninjas in Pyjamas所属のプロプレイヤーとして活動している。

6:TviQ

Misfitsに所属するスウェーデン出身のプロプレイヤーTviQは、『Team Fortress 2』で経験を積んだプレイヤーだ。ゲンジとジャンクラットを使い分けることで知られている彼は、ヒットスキャン(撃った瞬間に着弾する武器)系キャラクターを得意としており、ゲンジとジャンクラット以外にも複数のキャラクターを使い分ける他、キル数、ダメージ、キル/デス比では上位1%に入る。

5:Nevix

精度がカギになるキャラクターを得意とするNevix

精度がカギになるキャラクターを得意とするNevix

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スウェーデン出身のAndreas “Nevix” KarlssonもTviQと同じくMisfitsに所属しているプロプレイヤーで、基本的には精度が重要になるマクリー、ゲンジ、ハンゾーを得意としている(尚、Nevixはハンゾーにオートエイムが存在しないPC版をプレイしている)。
1分間のキル数2.85とクリティカルヒット率1.51、そして勝率57.6%を誇る彼のマクリーは、同55.2%のハンゾーよりもわずかに上回っているが、ハンゾーの1分間のキル数も2.65を誇っており、このような数字を見れば、彼が高精度を誇るプレイヤーだということが理解できるはずだ。
しかし、キル/デス比2.98を誇る彼がその才能を遺憾なく発揮しているのはゲンジだ。彼のゲンジは勝率でマクリーとハンゾーを上回る他、1分間の反射ダメージ211.24、平均目標貢献タイム2.92秒(ゲンジとしては高い)、そして1分間のキル数3.2を誇っている。マクリー、ハンゾー、ゲンジ… どのキャラクターでもNevixは脅威だ。

4:Zebbosai

Zebbosaiはマクリーの他にルシオも使う

Zebbosaiはマクリーの他にルシオも使う

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「2017年に入ってもマクリーをメインにしているのか?」と思うかも知れないが、Zebbosaiのマクリーの1分間の平均キル数は2を超えている。冷静に考えてみよう。1分間の平均でこの数字なのだ。当然、この数字によってランクでは上位1%に入っており、ダメージでも上位4%に入っている。尚、Zebbosaiはルシオ、ソルジャー76、ウィドウメイカーも使い分けるためオールラウンダーと言えるプレイヤーだが、Misfitsに所属するプロプレイヤーなので、この特徴は重宝されているはずだ。

3:lllllllll

llllllllのゲンジとは戦いたくない

llllllllのゲンジとは戦いたくない

© [unknown]

ゲンジをメインに据えているプレイヤーは恐ろしい。高速で動き回り、自分の攻撃を跳ね返し、その後でアルティメットを発動して味方の半分を排除してしまうゲンジはただでさえ対戦したくないキャラクターだが、このプレイヤーが使っている場合はまさに最悪と言えるだろう。1分間のキル数4.16を誇る彼と相まみえたらどうなるのか、それは彼のキル/デス比4.69が如実に物語っている。そう、ゲンジを使うプレイヤーは恐ろしいのだ。

2:SoOn

『オーバーウォッチ』プレイヤーのベスト3のひとりがウィドウメイカーメインという事実は、スナイパーキャラクターをマスターするためには多大な努力が必要だということを踏まえると実に素晴らしい。そして、アナを数回試したことがあるものの、ランクマッチではほとんど他のキャラクターを使用していないというSoOnは生粋のスナイパーだ。
キル/デス比は『オーバーウォッチ』ではそこまで重要なデータではないにせよ、SoOnは3.45を誇っており、上位6%に入っている。ここから見えてくるのは、彼がスナイピングポイントを発見する能力と、ヴェノム・マインを使用して敵を近づけさせない能力に秀でているということだ。

1:EVERMORE

『オーバーウォッチ』世界最強プレイヤーの座に輝いているプレイヤーは誰か? それはEVERMOREだ。彼はロードホッグをメインに据えているが、マーシーもプレイする。他にも複数のキャラクターをプレイするEVERMOREはどのキャラクターでも平均値以上の勝率を誇っているが、特筆すべきはやはりロードホッグで、このキャラクターのデータを見れば、彼が非常に攻撃的なプレイヤーだということが理解できる。1分間のキル数は2を超えており、ダメージも1000を超える韓国人プレイヤーのEVERMOREは、前がかりに移動しながら、ダメージを吸収して盾になり、また、フックでアルティメットを妨害することでチームにアドバンテージを与えている。