Motoring
とにかくデカい！ 巨大ダンプトラック ベスト5！
想像を絶するサイズとパワーを有する現代のマンモスマシンを一挙に紹介。
現代のダンプトラックは見る者に言葉を失わせるほどの圧倒的なサイズにまで進化を果たしたが、それはすべてさらなる性能効率を追求してきた結果でもある。例えば世界最大級のダンプトラックのひとつ、Belaz 75710は実に50,000kgもの重量を一度に運搬できる能力を持っている。今回は、そんな驚愕の性能を持つ世界最大のダンプトラック5台を積載量順に並べてみた。
1.Belaz 75710
最大積載量496tのBelaz 75710は、世界最大のダンプトラックだ。ベラルーシに本拠を構えるBelaz社のエンジニアたちによって開発されたこのモデルは、ロシアの採鉱会社のために製作された。
全長20.6m、高さ8.16m、全幅9.87m、総重量360tを誇るこの巨大なモンスターは、計8個のMichelin製スーパーサイズ・タイヤによって足元を支えられている。ターボコンプレッサー付きの16気筒エンジンは実に2332馬力を叩き出し、最高速度はこのタイプの超巨大ダンプとしては俊足の64km/hだ。
2. Caterpillar 797F
Caterpillar 797Fは世界で2番目に大きな積載量を誇るダンプトラックで、400tの積載量を誇る。車体重量は687.5tで、サイズは全長14.8m／全高6.52m／全幅9.75mとなっている。
タイヤはMichelin XDRもしくはBridgestone VRDPを装備し、C175-20型ディーゼルエンジンは4ストロークのターボチャージャー仕様。トランスミッション（変速装置）は油圧制御式となる。最高速度は68km/hとなっている。
3. Terex MT 6300AC
Terex MT 6300ACもCaterpillar 797Fと同クラスの最大積載量400tとなっている。
車体重量は660tで、サイズは全長14.63m／全高7.92m。20気筒4ストロークエンジンはオルターネーター（発電機）を備えており、ここで発生した電力でリアアクスルに搭載したモーターを駆動させる。車体全体では最大4000馬力を出力する。
4. Liebherr T 282C / T 284
Liebherr社のエンジニア陣がその技術を結集させたT 282CおよびT 284はそれぞれ最大積載量400tを誇る。前出のCaterpillar 797FやTerex MT 6300ACと並び、世界で2番目の大きさを誇るダンプトラックとなっている。
車体重量は661tで、両モデル共にサイズは全長15.69m／全幅9.67m／全高7.42m。両モデルに共通して搭載された20気筒エンジンの最大出力は3750馬力で、最高速度は64km/hとなっている。
5. Belaz 75601
Belaz 75601は最大積載量396tで、地下で採鉱された鉱物を輸送するために設計されている。
最大重量672.4t／全長14.9mとなるBelaz 75601は電磁式トランスミッションを備え、V型20気筒4ストロークディーゼルエンジンを搭載している。最大出力は3500馬力となっている。