誰にでも経験があるだろう。中盤を突破してディフェンスラインの裏側に飛び出して、世紀のゴールを決めようとしたその瞬間、カメラアングルがおかしくなり、シュートが枠から外れ、画面にはなぜかスタンドが映っているという経験を。
ありがたいことに、『EA Sports FC 25』はすべてのプラットフォームで前作よりもこのような問題が起きなくなっている。しかし、ゴールを決めたり、正しいタイミングで正しい選手を見つけたりするのは簡単ではない。
というわけで、今回はプロプレイヤーたちに『EA Sports FC 25』のパーフェクトなカメラと操作設定に関するヒントとアドバイスを求めてみた。
01
カメラと操作
カメラと操作は相互補完の関係にある。突き詰めて言えば、見えていなければ正しい操作はできない。Levi de Weerdはこのことを熟知しており、いくつかのアイディアを持っている。
操作の設定にはいくつかの重要なポイントがある。Leviは次のようにアドバイスを送ってくれている。
「『EA Sports FC 25』の最高の設定を教えましょう。まず、プロシーンではシュートアシストを《精度》に設定しておく必要がありますが、プロを目指していないなら、オフに設定した方が簡単です」
「次に《タイミングフィニッシュ》はオンに設定しましょう」
「《守備》は個人の好みで良いと思います。私は上級を好んでいますが、プロプレイヤーの多くが前作までと同じ設定を選んでいますね」
また、今作から追加された《反応時間の補正》も考える必要がある。Leviは「これによってメニュー表示が以前よりも速くなりました。重要な項目ですので、《反応時間の補正》はオフにしておく必要があります」と語っている。
《アナログスプリント》に関しては、Leviはオフにすることを勧めている。
カメラ設定では、Leviは《TV(引き)》を好んでいる。そしてグラフィックモードは、必要に応じて変更すれば良いが、Leviはそのまま何も変更せず、解像度をなるべく高くしてレフェリーからのイエローカードなどを見逃さないようにしている。
Levi de Weerdの設定
- 《シュートアシスト》=オフ
- 《タイミングフィニッシュ》=オン
- 《守備》は自分の好みでOK
- 《アナログスプリント》=オフ
- 《カメラ》は “TV(引き)”
Anders Vejrgangのカメラ設定もチェック!
02
十字キーの設定
先にいくつか触れておくべきことがある。まず、『FC 25』では十字キー戦術の《ストライカーのリトリート》がなくなり、オフサイドトラップも変更された。Leviは「(オフサイドトラップは)十字キーの↓↓ではなく、↑↑に変わりました」と説明している。
十字キーの↑を1回押すと、①オフサイドトラップ ②チームプレス ③セットプレイに人数集中 ④ペナルティエリアへ入る という4つのディフェンス戦術が表示される。当然ながら、試合中にこれらの中から適切なものを素早く選べるようになる必要がある。失敗すれば誤った指示を出すことになる。
←を押せば、マイ戦術が表示され、自分の戦術を選択できる。さらに→を押せば戦術のバランスが変更できるようになり、守備・攻撃・デフォルトの3つから選べるようになる。
Levi de Weerdの十字キー設定アドバイス
- オフサイドトラップのボタン変更に慣れる
- 試合前に十字キー戦術を確認して、試合中により素早く使用できるようにする
03
操作設定
次に、FCワールドチャンピオンのAnders Vejrgangに設定のアドバイスを求めてみよう。
彼の《プリセット》は対戦で、《シュートアシスト》と《タイミングフィニッシュ》は両方オンに設定されている。また、《スルーパスアシスト》と《ロブスルーパス》はどちらもセミに設定されており、《グラウンダーパスアシスト》、《クロスアシスト》、《ロブパスアシスト》はアシストに設定されている。また、AIについては、積極的に活用していくことを好んでいる。
次に、《パスの受け手をロック》は遅くに設定して、パスの判断をギリギリまで引っ張れるようにしている。また、多くのプロプレイヤーと同じように《クリアアシスト》はクラシック、《守備》は戦術的ディフェンスを選択している。
《右スティック切り替え感度》は比較的低めの4、《反応時間の補正感度》は6を設定している。
また、Vejrgangは《選手ロック》、《セーブアシスト》、《アナログスプリント》をオンにしている一方、《ユーザー振動フィードバック》はオフにしている。
ワールドチャンピオンの設定が全員の正解とは限らないので、色々と試して自分に最適な設定を見つけてみよう。
Anders Vejrgangの設定
- 《プリセット》=対戦
- 《シュートアシスト》=オン
- 《タイミングフィニッシュ》=オン
- 《グラウンダーパスアシスト》《クロスアシスト》《ロブパスアシスト》=オン
- 《スルーパスアシスト》《ロブスルーパス》=セミ
- 《パスの受け手をロック》=遅く
- 《クリアアシスト》=クラシック
- 《守備》=戦術的ディフェンス
- 《ユーザー振動フィードバック》=オフ
- 《選手ロック》《セーブアシスト》《アナログスプリント》=オン
04
まとめ
個人の好みが何よりも重要だ。自分の好きなようにプレイできていなければ、ベストパフォーマンスは出せない。
とはいえ、《タイミングフィニッシュ》は必ずオンにしよう。
また、十字キー戦術が変更されているので、新しい設定に慣れつつ、自分の好みに調整しよう。
試合中はフレキシブルに対応できるようにしよう。試合開始時に選択した設定に拘り続ける必要はない。サッカーでは試合中にすべてが変化していくので、臨機応変に対応していく必要がある。
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