Gaming
『F1 23』はコードマスターズとEAが手がけるF1公式レーシングゲームシリーズの最新作で、操作方法やマシンの挙動が改良された他、新しいゲームモードも収録されている。
現F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンのような走りで『F1 23』のワールドチャンピオンになりたいビギナーレーサーに役立つアドバイスとテクニック、ヒントを紹介しよう!
01
アシストを設定する
初心者なら『F1 23』のアシスト機能を活用してドライブしたい気持ちに駆られるだろう。しかし、アシスト機能をオンにするとスピードが低くなることに注意したい。オンにしているアシスト項目が少ないほど、スピードは高まっていくのだ。
とはいえ、初心者なら慣れるまでアシストをある程度使うべきだろう。《アンチロックブレーキ》と《トラクションコントロール》はパワフルなF1マシンをラインに乗せて走らせるときに大いに役立つ。また、《ピットアシスト》と《ピットリリースアシスト》も同じく最初はオンで良いだろう。
一方で、《ERSアシスト》は最初からオフにしておくべきだ。なぜなら、“ERS” こと “エネルギー回生システム” が自動でオンになるようにしても、ほとんど役に立たないのだ。逆にこのシステムを手動でオン・オフを切り替えるようにすれば、1周1秒は削れるようになるはずだ。
02
コントローラーを設定する
『F1 23』をハンドルコントローラー(ハンコン / ステアリングコントローラー)または通常のゲームパッドのどちらでプレイするかはプレイヤーの好みだが、どちらを使うにせよレース前の調整が必要だ。
『F1 23』の操作設定は非常に細かく分かれており、ハンドルコントローラーではそれぞれを正しく設定することが非常に重要になってくる。しかし、ゲームパッドも正しく設定すれば大きなアドバンテージを得ることができる。
ヒント:『F1 23』は操作方法が改良されてステアリングがさらにスムーズになったため、ハンコンとゲームパッドの差が小さい。ハンコンを用意しなくてもリアルなドライビングが楽しめるはずだ。
03
オンスクリーンディスプレイを設定する
『F1 23』ではオンスクリーンディスプレイ(OSD)の設定もできるので、決勝・予選・プラクティスなどで走行中に画面に表示される情報を自分のニーズに合わせて変更しよう。
OSDにはコースの全体図、各セクターのタイム、ピットメニューなど様々な項目が表示・非表示できるのだが、特に有用なのは《バーチャルバックミラー》だ。
」『F1 23』ではデフォルトで非表示になっているが、後方確認ができるようになるので表示に変更しよう。また、《コースマップ》もコースレイアウトが確認できるので少なくとも慣れるまでは表示させるべきだろう。
F1オーストリアGP直前にワールドチャンピオンのフェルスタッペンと角田裕毅が超巨大トラックに乗り込んで対決した動画をチェック!
6分
超巨大トラック:角田裕毅 vs. マックス・フェルスタッペン
04
F2から始める
『F1 23』は操作性が改良されているとはいえ、初心者なら本格的なレース活動をスタートさせる前にシングルシーターマシンに慣れておくことが重要だ。その最適な方法と言えるのが、2022シーズンの公式ライセンスで収録されているF2マシンのドライブだ。
F2マシンはF1マシンよりもドライビングが遙かに簡単だ。F1よりグリップ(トラクション)が大きく、トップスピードが低いので、ストレスなくドライビングに慣れることができる。また、F2はレースが短いため、クイックにプレイできるところも高評価だ。
『F1 23』では【キャリア】モードを選択するとF2からスタートしてF1昇格を目指すことになる。また、慣れるためのもうひとつの方法としては、【F1 World】の【タイムトライアル】モードが挙げられる。
05
タイムトライアルに挑む
現実世界のF1 2023シーズンは全23戦が組まれており、誰もがそのすべてのサーキットをマスターしたいと思っているはずだ(実際はエミリア・ロマーニャGPが豪雨で中止となったため全22戦。尚、2024シーズンは中国GPが復活して全24戦の予定)。
その思いを最も早く、最も簡単に現実に変える方法が【タイムトライアル】モードだ。このモードでは自分のペースでサーキットに慣れることができる。
ヒント:【タイムトライアル】モードは『F1 23』の【F1 World】内に収録されている。
このモードの各サーキットをある程度走り込んだあとはゴーストと競い合おう。ゴーストは自分よりも少しだけ速い他のプレイヤーの走りを再現しているので、ラインやブレーキングを確認しながら、自分のドライビングを調整していこう。
06
セッティングを変更する
『F1 23』ではマシンのセッティングも非常に重要だ。F1マシンのセッティングやトラクション、加速、トップスピードなどに影響する他、レーストラックや縁石の上でのマシンの挙動にも関わってくる。
これまでの『F1』シリーズと同じように、今作のプレイヤーも各サーキットのピットレーンで5種類のプリセットの中から任意のセッティングを選べるようになっているが、これらのプリセットは低速仕様か高速仕様に大きく分けることができる。
初心者はひとまずプリセットを参考にするのが良いだろう。サーキットの特性に合ったプリセットを選べば、ラップタイムが数秒変わってくるはずだ。
たとえば、モナコ市街地コースのような低速サーキットではダウンフォースが重要になってくるが、レッドブル・リンクのような高速サーキットでは完全に異なるセッティングが必要になってくる。
しかし、プレイヤーごとにセッティングの好みは異なるので、慣れたあとは色々試しながら自分に最適なセッティングを見極めていこう。
『F1 23』ではフロントウイング・エアロ、リアウイング・エアロ、デフ調整、ブレーキ圧など、F1マシンのほとんどすべてのセッティングを自分の好みの数値に調整できるようになっているので、「セッティング変更→数周テスト」を繰り返しながらベストセッティングを探っていこう。
ヒント:セッティングは一度に複数の項目を変更しないようにしよう。どの項目がどのように影響しているのかが分からなくなってしまう。
07
正しいタイヤを選択する
現実世界のF1と同じように、『F1 23』でもタイヤの選択が大きな違いを生み出すことになる。
ソフトタイヤはトップスピードが高く、ハンドリングも向上するが、ハードタイヤより摩耗が激しい。そのため、早めにピットインしてタイヤを交換することが勝利のカギを握る。タイヤ戦略は走行距離が短いレースでは特に重要だ。
雨天ではタイヤの選択がさらに難しくなる。インターンミディエイトからウェット、またはその逆への交換はレース展開に大きな影響を与えることになる。
ヒント:タイヤの摩耗度はゲーム内で確認できる。MFD(マルチファンクションディスプレイ)ボタンを押せばタイヤの温度が表示されるが、理想の温度帯は93℃〜104℃だ。この温度帯を上回るとタイヤの摩耗速度が高まり、下回るとグリップが大きく低下してしまう。
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