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『F1 24』:初心者用攻略アドバイス 8選
F1公式レーシングゲームシリーズ最新作にはいくつもの新機能が追加されている。誰よりも速く走れるようになるためのヒントやテクニックをまとめてみた。
先日、F1公式レーシングゲームシリーズ最新作『F1 24』がいくつかの新機能や変更とともにリリースされた。現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンを上回る走りでバーチャルワールドチャンピオンに輝くためには何が必要なのだろうか? そこで今回は『F1 24』初心者用ガイドを作成した!
01
アシストを活用する
『F1 24』には多種多様なアシスト(ドライビングエイド)が用意されている。これらはどれも初心者が時速300kmを超えるF1マシンをサーキットに “残し続ける” ためには非常に重要だ。
ステアリングやブレーキングのアシストはゲームプレイにしっかり関わってくるときがある。また、アンチロックブレーキングシステム(ABS)やトラクションコントロールは、タイヤの空転を防ぎ、ブレーキング時のステアリングを補助してくれる。
これらのアシスト類は初心者にとっては大きな恩恵だが、長期的には恩恵にならない。速くなるためにはできる限りアシストを外してドライビングできるようになろう。
アシスト類の中では、ABSとトラクションアシスト、そしてピットストップアシストは最後まで残しておいても良いだろう。しかし、ERSアシストは必ずオフにしたい。なぜなら、理想的な形でパワーを使ってくれないからだ。ERSを自分で操作すれば、ラップタイムを最大1.5秒短縮できるようになる。
というわけで、アシストなしでドライビングできるように練習を重ねていこう。最終的には自分の役に立つはずだ。
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02
ハンコンとゲームパッドを調整する
『F1 24』は操作性が一新されたため、ゲームパッドでの操作が今まで以上に良くなっている。ハンコン勢とパッド勢の差がこれまでよりも大幅に詰まった印象だ。
サーキットを走る前に、ステアリングのデッドゾーンを含む操作感度関係を調整しておこう。
03
OSDを調整する
『F1 24』のOSD(オンスクリーンディスプレイ)では、順位、ラップタイム、フラッグ、目標、RPMなど様々な重要項目を表示することができる。しかし、設定からOSDを選択すれば、ここに表示させる情報を自分好みにカスタマイズできる。
たとえば、バーチャルバックミラーを調整すれば大きなアドバンテージが得られる。これを表示させると自分の後方で何が起きているのかが確認できるため、オーバーテイクを狙ってくるライバルドライバーを早めにブロックできるようになる。
また、コースマップも表示できる。サーキットのセクターやコーナーを記憶するのに役立つはずだ。
04
エンジンブレーキの使い方を学ぶ
『F1 24』のゲームプレイにおける最も興味深い変更点のひとつが、エンジンブレーキだ。エンジンブレーキとはトルクに対するエンジンの抵抗で、シフトダウンすればブレーキペダルを踏むことなくF1マシンを減速させることができる。
『F1 24』のゲームプレイでは、たとえば、プレイヤーが高速複合コーナーの手前でシフトダウンすれば、そのときにエンジンが発生する摩擦と圧縮力でマシンが減速する。
もちろん、エンジンブレーキは通常のブレーキペダルより制動力は低いが、これだけで高速コーナーを抜けられるので、最終的にはブレーキペダルを踏むよりも速いラップタイムが狙える。1〜2秒は縮められるだろう。
というわけで、練習やタイムトライアルでエンジンブレーキを試し、エンジンブレーキが有効なコーナーと、ブレーキペダルを踏む方が有効なコーナーを見極めていこう。
05
F2から始める
『F1 24』のバーチャルアスファルトでF1マシンを走らせたいなら、F2から始めるべきだろう。このカテゴリーやF1よりも少しスピードが低いが、その分ドライビングが簡単だ。
グリップと空力も優れているので、ドライバーに優しい印象を得るだろう。トップスピードが低いのでマシンをサーキットに残しやすく、レース距離も短い。
F2のキャリアモードから始めれば、ハンドリングや挙動、スピードを含むゲームの特性に素早く慣れていくことができる。
06
タイムトライアルから始める
F1 Worldにはタイムトライアルが収録されている。このモードはゲームの感覚を掴むのに最適だ。F1 2024シーズンのカレンダーに含まれる全24サーキットで、他のドライバーを気にすることなく自由にドライビングできるからだ。
最初の数ラップでサーキット全体やコーナー、特徴について学んでいこう。また、『F1 24』では自分より速いドライバーがゴーストデータとして用意されるので、彼らがどこでタイムを稼いでいる / 失っているのかを確認できる。彼らの中から、自分よりわずかに速いドライバーを探そう。そのゴーストデータと切磋琢磨すればスキルが高まり、より速いドライバーへと成長できる。
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07
様々なセットアップを試す
『F1 24』では、自分のマシンのセットアップの作成やセーブ、サーキットに合わせた調整ができる。セットアップはグリップ、ハンドリング、加速、最高速度、さらにはマシンの挙動に大きな影響を与える。
正しいセットアップができれば、1ラップにつき数秒のアドバンテージを得られるが、間違ったセットアップでは、マシンをまともにコントロールできなくなってしまう。
セットアップは各サーキットのピットレーンで行える。『F1 24』には5種類のプリセットがあり、モナコGPやシンガポールGPのようなタイトなサーキットに適しているコーナーリングスピード重視のセットアップや、イタリアGPやベルギーGPのような高速サーキットに適しているトップスピード重視のセットアップなどが用意されている。
これらのプリセットから始めて、徐々に自分の好みにカスタマイズしていくのが良いだろう。様々なセットアップを試すべきだが、複数のパラメーターを一気に変更してしまうと、どの変更がどこに影響しているのかが分からなくなってしまうので注意が必要だ。
尚、ランキング上位のドライバーたちのセットアップを真似てみるのもグッドアイディアだが、そのセットアップが自分に合っているかを確認する必要がある。
08
ERSを調整する
『F1 24』ではERS(エネルギー回生システム)のアクティベーションモードを変更できるようになっているため、これまでとはまったく異なるレース戦略が用意できるようになった。たとえば、“オーバーテイク” モードを選択すれば、より多くのパワーを瞬間的に使用して、コーナー出口での加速からライバルをオーバーテイクできる。
一方、“ホットラップ” モードでは、爆発的な加速は得られないが、パワーが平均的に使用されるため1ラップを通じて使用できるようになる。
このようなERSモードはセッションごと(フリープラクティス / 予選 / スプリント / 決勝)に設定して、任意のタイミングで使用できる。同時にリフト・アンド・コーストでERSの出力を減らし、より多くのエネルギーを回生させてバッテリーをより早く充電することもできる。
リフト・アンド・コーストは使用燃料を調整するためのテクニックで、ストレートを全開走行するときに終端(ブレーキングポイント直前)でアクセルを緩めて燃料消費をほぼゼロにして、ERSを充電する。
この全開からブレーキングまでの時間に、F1マシンは空力とタイヤの転がり抵抗だけを使って極めて効果的に減速する。結果的に、タイムは失ってしまうが(1ラップ最大0.3秒)、長い目で見れば、燃料をかなりセーブできる上にERSをより早く充電できるので、ラップタイムの遅れをレース全体で補完しつつ、さらには優位に立つこともできる。
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