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『FIFA 19』のトップ100は、ペース、パス、ディフェンス、ドリブルを含む全ての数字をまとめた総合ポイント順だ。
しかし、『FIFA』シリーズではペースとパワーに優れている選手の方がテクニカルで滑らかなパスを出せる選手よりも効果的な傾向が強いことを踏まえると、総合ポイント順で選ぶのが絶対的な正解とは言えない。
ペース90・ドリブル90・シュート93を誇る『FIFA 19』の最強選手クリスティアーノ・ロナウドはUltimate Teamの絶対的なファーストチョイスだが、CF最上位(4位)のルカ・モドリッチも選ぶべきなのかについては何とも言えない。
なぜなら、モドリッチは優れたパサー / ドリブラーだが、ペース76・シュート76しかないからだ。
また、トニ・クロースもトップ10入りを果たしているが、彼をチームに組み入れている『FIFA』シリーズのトッププロプレイヤーは少ない。
そこで今回は、4-4-1-1のフォーメーション(メッシとC・ロナウドを共存させるためにはこのフォーメーションしかない)を採用したトップ100から選んだベストイレブンを紹介しよう。尚、この11人のケミストリーは考慮していない。また、アイコンを1~2人加えても良いだろう。
GK:ダビド・デ・ヘア
GKに関しては総合順で選んで問題ない。リフレックス94・ポジショニング88・ダイビング90・ハンドリング85のダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)は総合最高位のGKだ。キックも87あるため、足下も上手い。
控え:マヌエル・ノイアー
RB:ヨシュア・キミッヒ
『FIFA 19』のトップ100には優秀なLBが大量に揃っているが、RBはひとりしかいない。そう、総合85のヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)だ。
ジェイミー・キャラガーがかつて言っていたように、「ギャリー・ネヴィルに憧れる子供はいない」ので、RBはキミッヒ一択で良いだろう。
控え:カイル・ウォーカー
LB:マルセロ
LBはマルセロとジョルディ・アルバの接戦となった。アルバはペース93という異常なスピードを誇っているため、左サイドを切り裂いてクロスを上げたり、対面の高速ウインガーに追いついたりすることができる。しかし、ディフェンス79・フィジカル72のアルバは守備面に問題がある。
一方、マルセロは、アルバほどスピードはないが、それでも決して遅くはない(ペース82)。また、ディフェンス81はアルバより数ポイント高いだけだが、フィジカル82はアルバを10ポイントも上回っている。さらにドリブル90、スキルムーブ星5個、逆足星4個も備えているマルセロは優れたDFであると同時に、攻撃にも秀でている。
控え:ジョルディ・アルバ
CB:ラファエル・ヴァラン & セルヒオ・ラモス
『FIFA 19』のトップ100に入っているCBはスピード自慢が少ない。たとえば、ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ)はトップ100入りを果たしている優秀なCBだが、ペースは56しかないため、C・ロナウドやネイマールのような選手には置き去りにされてしまう。
我々がフランス代表CBとしてワールドカップ優勝に貢献したラファエル・ヴァランを選んだのはこれが理由だ。ヴァランのトップ100のランキングは58位だが、ペース84を誇っているため、対戦相手に振り切られることはない。
ヴァランとコンビを組ませるのは、トップ100の最上位DFで、レアル・マドリードの選手としてチャンピオンズリーグを複数回制しているセルヒオ・ラモスだ。
ペース76は、トップ100入りしている他のCBの中では悪くない数字で、何よりもディフェンス91を誇っている。また、後方からのビルドアップやパスも問題ない。優秀なオールラウンダータイプのCBだ。
控え:サミュエル・ユムティティ & チアゴ・シウバ
CDM:エンゴロ・カンテ
どのチームにもディフェンスラインの前で相手チームの攻撃の芽を摘み取るCDMが必要だ。中盤の中央に2人しか配置しないフォーメーションを採用しているならCDMは特に重要だ。そして現時点でエンゴロ・カンテを上回るCDMは存在しない。
レスターでプレミアリーグを制覇し、チェルシー移籍後もプレミアリーグを制覇し、フランス代表ではワールドカップ優勝に貢献したカンテはどのチームでも結果を残せる。
カンテは完全な守備職人なので得点能力は低いが、ペース80・ディフェンス87・フィジカル84を誇っているため、前後半を通じてピッチを走り回り、対戦相手の攻撃の芽を摘んでくれる。
また、インターセプトやスライディングでボールを奪ったあとは、ドリブル81を活かして前線に持ち上がり、ショートパスで攻撃の起点を作ることもできる(ただし、パスは77しかないので慎重に出すこと)。
控え:ブレーズ・マテュイディ
CAM:ケヴィン・デ・ブライネ
FIFA 19でいわゆるトップ下として最高位に位置しているのはルカ・モドリッチだが、『FIFA 19』でより役に立つのはケヴィン・デ・ブライネだ。
もちろん、モドリッチの方が守備力は上だが(ディフェンス70)、カンテがいるので守備面はそこまで心配する必要はない。デ・ブライネを選んだ理由は、ズバリ、パス92・シュート86に逆足星5個という攻撃力とテクニックのコンビネーションの良さにある。
マンチェスター・シティで活躍中のデ・ブライネは、テレビに映らない部分のゲーム展開を読める広い視野を備えており、誰よりも早くアクションを起こして、優れたスキルで正確なパスを前線に送れる。
また、たとえパスが乱れても、こぼれ球を中~遠距離から叩き込めるシュート力もある。デ・ブライネよりもスピードがある選手が好みなら、ディバラが良いだろう。
控え:パウロ・ディバラ
LW:ネイマール
前線の選手を選ぶのは比較的簡単だ。なぜなら、『FIFA 19』のトップレベルのウインガーは全員驚異的なスピードの持ち主だからだ。
その中で、LWに最適なのはネイマールだろう。彼はペース92・ドリブル95を備えている他、逆足とスキルムーブも星5個で揃えている。
これはつまり、ネイマールなら相手チームのRBを完全に置き去りにしてからクロスを上げたり、インサイドへ切り込んでシュートしたり、C・ロナウドへスルーパスを出せたりすることを意味している。
控え:エデン・アザール
RW:ギャレス・ベイル
2017-18シーズンで40ゴール以上を決めたモハメド・サラーは『FIFA 19』のトップ100で27位までランキングを上げたが、今回はリヴァプールのエースよりもペースとシュートが上回っているベイルを選んだ。
ペース95は、トップ100ではエムバペに次ぐ2位の数字だが、ベイルはシュート88・パス84・ドリブル85と他の数字も非常に高い。
ネイマールほどスキルは高くないが、スピードでDFを振り切ってC・ロナウドにクロスを上げたり、インサイドに切り込んでシュートを放って元同僚をムッとさせたりすることができるだろう。
ちなみに『FIFA 19』に “両手を挙げて「俺があいてたのに!」アピールをする能力” がレーティングの項目として用意されていたなら、C・ロナウドは96は確実にもらえただろう。
控え:キリアン・エムバペ
CF:リオネル・メッシ
メッシは2018年のFIFA年間最優秀選手の最終候補に残らなかった。45ゴールを決めてバルセロナのリーグ優勝に貢献したものの、2006年以来となる最終候補圏外に終わった。
しかし、彼の偉業は『FIFA 19』には反映されており、総合ポイントはC・ロナウドと並んでトップとなっている。
『FIFA 19』のベストイレブンが『FIFA 18』のそれよりも優れている点は、トップ3が共存できているところにある。
『FIFA 18』ではメッシがRW、ロナウドとネイマールがLWだったため、3人をベストポジションに配置することができなかった。しかし、『FIFA 19』のメッシはCFなので、C・ロナウドの下に配置することができる。
ドリブル96・ペース88・パス88を誇るメッシは、ディフェンスラインの裏に抜けたり、新天地ユヴェントスでの活躍を誓う男にスルーパスを出したりすることができる。もちろん、シュートも問題ない。メッシのシュートは91もある。いやはや、素晴らしい選手だ!
控え:ドリース・メルテンス
ST:クリスティアーノ・ロナウド
C・ロナウドは総合94でメッシと並んでいるが、スキルムーブ星5個が彼を『FIFA 19』ナンバーワンにしている。
33歳となったC・ロナウドだが、ペース90・ドリブル90とスピードは変わらないため、単独でチャンスを作ることができる上に、シュート93の決定力でゴールを決めることもできる。
しかし、デ・ブライネ、ネイマール、ベイル、メッシと同じチームにいるので、自分でチャンスを作らなくても大量にチャンスが訪れるだろう。もちろん、彼らが自分でシュートを打たないのが前提だが。
控え:セルヒオ・アグエロ
『FIFA 19』トップ100(括弧内数字は総合ポイント)
- クリスティアーノ・ロナウド(ST・90)
- リオネル・メッシ(CF・94)
- ネイマール(LW・92)
- ルカ・モドリッチ(CM・91)
- ケヴィン・デ・ブライネ(CAM・91)
- エデン・アザール(LW・91)
- セルヒオ・ラモス(CB・91)
- ルイス・スアレス(ST・91)
- ダビド・デ・ヘア(GK・91)
- トニ・クロース(CM・90)
- ロベルト・レヴァンドフスキ(ST・90)
- マヌエル・ノイアー(GK・90)
- ディエゴ・ゴディン(CB・90)
- ティボー・クルトワ(GK・90)
- ヤン・オブラク(GK・90)
- エンゴロ・カンテ(CDM・89)
- ハリー・ケイン(ST・89)
- アントワン・グリーズマン(ST・89)
- ジョルジョ・キエッリーニ(CB・89)
- セルヒオ・アグエロ(ST・89)
- パウロ・ディバラ(CAM・89)
- エディンソン・カバーニ(ST・89)
- マッツ・フンメルス(CB・89)
- ダビド・シルバ(CAM・89)
- マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(GK・89)
- イスコ(CAM・89)
- モハメド・サラー(RW・88)
- マルセロ(LB・88)
- ウーゴ・ロリス(GK・88)
- ギャレス・ベイル(RW・88)
- セルヒオ・ブスケツ(CDM・88)
- ポール・ポグバ(CM・88)
- クリスティアン・エリクセン(CAM・88)
- ジャンルイジ・ブッフォン(GK・88)
- ハメス・ロドリゲス(CAM・88)
- カゼミーロ(CDM88)
- ゴンサロ・イグアイン(ST・88)
- サミ・ハンダノヴィッチ(GK・88)
- ロレンツォ・インシーニェ(LW・88)
- チアゴ・シウバ(CB・88)
- キリアン・エムバペ(RW・87)
- ジェラール・ピケ(CB・87)
- イヴァン・ラキティッチ(CM・87)
- ロメル・ルカク(ST・87)
- マレク・ハムシーク(CM・87)
- サミュエル・ユムティティ(CB・87)
- ヤン・フェルトンゲン(CB・87)
- ジョルディ・アルバ(LB・87)
- アンドレス・イニエスタ(CM・87)
- ピエール=エメリク・オーバメヤン(ST・87)
- ケイロル・ナバス(GK・87)
- マウロ・イカルディ(ST・87)
- ドリース・メルテンス(CF・87)
- カリドゥ・クリバリ(CB・87)
- アレクシス・サンチェス(LW・87)
- チーロ・インモービレ(ST・87)
- ラファエル・ヴァラン(CB・87)
- イヴァン・ペリシッチ(LM・86)
- サディオ・マネ(LW・86)
- メスト・エジル(CAM・86)
- チアゴ(CM・86)
- ニコラス・オタメンディ(CB・86)
- マルコ・ヴェラッティ(CM・86)
- ロベルト・フィルミーノ(CF・86)
- エデルソン(GK・86)
- トーマス・ミューラー(CF・86)
- ジェローム・ボアテング(CB・86)
- レオナルド・ボヌッチ(CB・86)
- レロイ・サネ(CB・86)
- ミラレム・ピアニッチ(CM・86)
- フェルナンジーニョ(CDM・86)
- ナウド(CB・86)
- セサル・アスピリクエタ(CB・86)
- ドウグラス・コスタ(LM・86)
- ネマニャ・マティッチ(CDM・86)
- パレホ(CM・86)
- メディ・ベナティア(CB・86)
- アレックス・サンドロ(LB・86)
- ラジャ・ナインゴラン(CM・85)
- ジエゴ・コスタ(ST・85)
- ビルヒル・ヴァン・ダイク(CB・85)
- アルトゥーロ・ビダル(CDM・85)
- ファビーニョ(CDM・85)
- ダビド・アラバ(LB・85)
- アリソン(GK・85)
- アリエン・ロッベン(RM・85)
- ヴァンサン・コンパニ(CB・85)
- フィリペ・ルイス(LB・85)
- マルコ・ロイス(LM・85)
- コケ(LM・85)
- エディン・ジェコ(ST・85)
- ヨシュア・キミッヒ(RB・85)
- セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(CM・85)
- マルコ・アセンシオ(LW・85)
- ブレーズ・マテュイディ(CDM・85)
- ラヒーム・スターリング(RW・85)
- ズラタン・イブラヒモビッチ(ST・85)
- リヤド・マフレズ(RW・85)
- コスタス・マノラス(CB・85)
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