A screenshot from the video game, Celeste
© Matt Makes Games
ゲーム

高難度2Dアクションゲーム おすすめ7本

2Dアクションゲームがルネッサンスを迎えている。2017年に必ずプレイしておきたい、血も涙もないハードコアタイトル7本をピックアップした!
Written by Mick Fraser
読み終わるまで:6分Published on

『TowerFall Ascension』

『TowerFall Ascension』はジャンプしてトラップを避けながら、矢を使って敵や他のプレイヤーをキルするアクションプラットフォーマーだ。矢は本数制限があるため、撃ったあとに回収しなければならないのだが、このシステムと迫り来る様々なトラップがこのゲームを非常に難しくしている。
各ステージはワープシステムが採用されているため、画面の片側から出れば、逆側に出るようになっている。このシステムはプレイヤーにとって有利にも不利にも働く。ワープを利用してひとつのトラップを回避しても、その先にいきなりトラップが待っている場合もあるのだ。『TowerFall Ascension』は非常にキュートなレトロ風デザインだが、実際は非常にスピーディで高難度。小悪魔的で、これまでに無数のコントローラーが犠牲になってきた。

『Cursed Castilla EX』

Capcomの『超魔界村』に大きなインスピレーションを受けたゲームは、どれも高難度になるが、『Cursed Castilla EX』も悪魔のような難しさを誇っている。元々PCでリリースされ、2016年末にPS4(海外のみ)でリリースされたこのゲームは、勇敢な騎士がモンスターと城、そしてダンジョンに… もはやストーリーはどうでも良いだろう。画面上に登場する全てのキャラクターがプレイヤーを狙ってくる上に、その成功率がやたらに高いということだけ書いておけば十分だ。
『Cursed Castilla EX』は非常に優秀なレトロゲームで、クレバーなステージデザインと歯ごたえ十分のボス戦は、プレイヤーのスキルレベルと我慢を極限まで試してくる。Capcomのオリジナルと同様、このゲームも気弱なプレイヤーには向いていない。

『N++』

ここ数年でリリースされた中で最も難しいゲームのひとつに数えられる『N++』は、全てのプラットフォームを通じて最も細部に拘ってデザインされている美しいゲームのひとつでもある。物理法則をベースにしたパズルゲームであると同時に高速のプラットフォーマーでもある『N++』は、修行中の忍者が危険なトラップが仕掛けられている広大なステージを走り抜けていくという内容だ。また、各ステージのゴールは常にシンプルで、ドアに辿り着いて次のステージへ向かうだけだ。
このゲームの難しさは、思考に充てられる時間と余裕が極端少ないという特徴から来ている。プレイヤーが操作する忍者は物理法則に縛られているため、全てのジャンプとダッシュをパーフェクトに行わなければならない。また、周回する敵やトラップ、障害物に触れれば1発でやられてしまう。よって、プレイヤーは画面に向かって罵ったり、なぜこのゲームが好きなのかを不思議に思ったりしながら、何回も繰り返しプレイしてスキルを高めていくことになる。

『Rain World』

チャレンジングなゲームと無慈悲なゲームの境界線を行く『Rain World』は『オリとくらやみの森』をティム・バートンの脳を経由して表現したようなルックスだ。プレイヤーはナメクジのような奇妙で白いネコを操作して、周囲の全てが自分を狙ってくる危険な世界を進んでいく。ジャンプ、回避、ダッシュを駆使しながら、プレイヤーはネコに食料を供給したり、ネコを安全な場所に導いたりしなければならない。
死はあらゆる方向から訪れるが、その危険を事前に理解することはほぼ不可能だ。なぜなら、敵がランダムに配置されるからだ。進行と共に難度が高まるただの “死にゲー” ならまだ納得できるが、このゲームはセーブポイントが少ないため、死んでしまうとエリアの最初からプレイしなければならないことも多い。前半は初見でもクリアできるかもしれないが、後半に向かうにつれて信じられないほど難しくなっていく。しかし、非常に美しいゲームなので、我々と同じタイプのプレイヤーなら、何度もプレイするだろう。

『SpeedRunners』

tinyBuildが開発した、プラットフォーマーとレーシングゲームのハイブリッド『SpeedRunner』は、フレンドとのマルチプレイが推奨されているが、マルチプレイでもシングルプレイでも高難度なことに変わりはない。
ひたすら走り続ける横スクロールの『SpeedRunner』はタイミングが全てのゲームで、マップを端から端まで走ったあと、またスタート地点へ戻ったり、スライディングやジャンプで障害物を越えたり、フックショットでトラップを越えたりしながら、出遅れて画面外に消えないように注意しなければならない。集団の最後尾を走り、画面の外に押し出されてしまえば、それでゲームオーバーだ。フレンドとのマルチプレイが推奨されているという事実は、このゲームが常にチャレンジングであることを意味しており、AIなら楽勝だというレベルまで上達してもゲーム自体の難易度は変わらない。

『Celeste』

『Celeste』は『TowerFall Ascension』を開発したチームが手がける作品だが、こちらはシングルプレイヤー専用で、スピーディな矢の撃ち合いよりもサバイバルと探索にフォーカスしている。『TowerFall』と同様にハードコアな難度を誇っており、主人公はトゲやトラップ、崩れ落ちる床、ダッシュブースターなどがタイトに配置されているステージを、壁を登ったり、空中でダッシュしたり、三角跳びをしたりしながらクリアしていく。
登場する敵の数は少ないが、ダークリンクのような自分の影に追われるセクションが用意されている。容赦ないシステムをマスターしながら高い精度で操作しなければならないことを考えると、かなり厄介な相手になりそうだ。

『Cuphead』

StudioMDHRが開発した横スクロールの弾幕プラットフォーマー『Cuphead』は1930年代から抜け出してきたようなルックスだ。このゲームの存在が明らかになって以来、その徹底的な拘りは大きな話題になっており、我々はユニークなアートワークと非常なゲームプレイを示すスクリーンショットやトレーラーに惹かれ続けてきた。
誤解しないで欲しいのは、ちょっと気取った親しみやすいアニメ全盛期のグラフィックスとは裏腹に、このゲームのボス戦は異常な難しさを誇っており、難度はまさに「ハードコア」になっているという点だ。
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