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『リーグ・オブ・レジェンド』(以下『LoL』)に “仲間入り” するためにはどうしたら良いのだろうか? これは回答できるプレイヤーがほとんどいない難しい質問だ。しかし、自分に負荷をかけることができるなら、その答えは簡単に見えてくる。
もちろん、すべてのマッチで勝利することはできない。しかし、今回紹介するKametoメソッドを取り入れれば、勝率が大幅にアップするだろう。Karmine Corp共同オーナー / 代表のKametoに弱肉強食のジャングルを自宅の裏庭のように扱えるようになるためのアドバイスを教えてもらった。
01
複数のチャンピオンをマスターする
『LoL』には現在168体のチャンピオンが収録されているため、ロールを問わず、まずはスペシャリストを目指すべきだ。数回しかプレイした経験がない “現行メタで強いチャンピオン” をピックするよりも、メタでの評価を問わず、自分が完ぺきにマスターしているチャンピオンをピックするべきだ。
そのためには3〜4体のチャンピオンをマスターして、トリッキーなマッチアップ(例:アイバーン vs. レンガー / ベル=ヴェス vs. マオカイ)を回避できるようにしておこう。これは、ヤスオ / ヨネのミッドレーンコンビと対戦し、自分のチームの魔法ダメージが低いときも役に立つ。
もちろん、Kametoのように『LoL』を10年以上プレイしているベテランプレイヤーなら、マスターしているチャンピオンの数はもう少し多い(新しいチャンピオンをマスターするまでの時間も短い)だろう。
しかし、プレイヤー歴を問わず、基本的な考えは同じだ。とにかく “スペシャリスト” を目指そう。スペシャリストになれれば、自分の攻撃力を完ぺきに理解しつつ、優れた判断ができるようになるはずだ。
Kametoは “現行メタで強いチャンピオン” もプレイできるが、リー・シン、ヴィエゴ、ブライアー、キンドレッド、シン・ジャオのようなアグレッシブなチャンピオンを好んでいる。
02
勝利条件を理解する
『LoL』に2つとして同じマッチはない。ピックしたチャンピオン、プレイヤーのレベル、そして他の様々な要素(ドラゴンの種類、ピックしたサモナースペルの種類など)によって異なってくる。そのため、ジャングラーとして連勝したいなら、勝利条件(Win Condition / Wincon)を理解できるようになる必要がある。
自分のチームと敵チームの編成を分析して、どのレーンがマッチに一番大きな影響を与えるのか判断しよう。たとえば、敵チームのトップレーナーが序盤に強いチャンピオンとサモナースペル《イグナイト》をピックしているなら、なるべく早いタイミングで仕掛けて味方のトップレーナーのプッシュをアシストし、ファームできないようにしよう。
敵のボットレーナーのポークが多く、逃げ性能がない(例:ラックス / ミス・フォーチュン)場合は、できる限りガンクして、ボトムへ押し込もう。この場合は、ジャングラーをボットの逆サイドからクリアさせて、できる限り早く向かわせるようにしよう。
Kametoは、トップレーンの自分のオラフがリヴェン(《イグナイト》装備)とマッチアップしたときは、ボットのクリアから始めたあと3分後にトップでガンクして、相手がアドバンテージを得られないようにしている。
03
勝てるレーンを選ぶ
トップレーンの味方のティーモが敵のパンテオンに対して0/3/0なら、自分が何回ヘルプに入ろうと、ティーモがこのマッチアップで勝つことはない。自分のチームの勝利条件を理解するのと同じく、一部のチャンピオンには苦手なチャンピオンがいることを理解することが重要だ。
たとえば、マルファイトがザックかモルデカイザーとマッチアップするときは、マルファイトが勝てるチャンスはほとんどないので、時間とリソースを無駄にせず、他のレーンにフォーカスしよう。
また、レーンで敵に対してアドバンテージを築けそうなときは、敵ジャングラーが(おそらくはチームメイトから怒られながら)その邪魔をしにくる可能性が高い。周囲に注意しておいてカウンターできれば、そのレーンをほぼ手中にできるはずだ。
Kametoは、序盤でリードを築けていたトップレーナーをサポートすることを選択し、押し込まれていたボットレーンもなんとか押し返せたマッチを経験している(尚、このような展開はすべてのマッチで見られるものではない)。
04
判断力を鍛える
ジャングルで最も重要なのは “判断” だ。マップを注視して、他のプレイヤーの位置に合わせて移動していく。
たとえば、味方のミッドレーナーとボットレーンが詰んでいる、あるいは拠点に戻されそうなら、ドレイクの獲得 / スティールを狙うべきではない。無駄にキルされて、相手にキャンプをやられてしまい、かなり大きなアドバンテージを奪われてしまう可能性がある。
低ELOでは、プレイヤーの多くが常時ドレイクを狙ってくるので、このミスは避けるようにしよう。ボットかミッドでガンクを仕掛け、数的優位を作られたタイミングで狙っていこう。
“ヴォイドの子ら” も同じで、これらは数ゲームに違いを生み出せる。味方チームにスプリットプッシュ(チームから離れての単独レーンプッシュ)が得意なチャンピオンがいる場合は特にそうだが、敵側に3〜5体残しても決定的な差は生まれない。自分と味方チームが特にアドバンテージを得ていない場合は尚更だ。リスクをできる限り下げて、ミスにつけ込む方法を理解しなければならない。
ここで最初のアドバイスに戻る。自分のチャンピオンをマスターできていれば、正しい判断ができるのだ。
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