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『リーグ・オブ・レジェンド』(以下『LoL』)はマスターするのが非常に難しいゲームだ。トレーニングを数年間重ねたあとも、多くのプレイヤーがブロンズかシルバーに留まっており、ゴールドは “手の届かない目標” として認識されている。しかし、実際は、ゴールド到達は思っているほど難しくない。
結論を言えば、すべてが “思っているほど悪くない” のだ。たとえば、《シルバーII》に到達しているなら、《シルバーIII》にいるプレイヤーの半分より上に位置していることを意味している。
しかし、他の高難度ビデオゲームと同じで、パーフェクトへの近道は地道なトレーニングしかない。そして、最高のトレーニングメニューを用意するのは「言うは易く行うは難し」だ。しかも、すべてのトレーニングを最高のメンタルで迎えるのもまず不可能だ。昔から「楽しい」と「トレーニング」は相性が良くない。
とはいえ、ランク上げに役に立つアドバイスがいくつかあるので、紹介しよう。頂点までの長い道のりを少しでも短く感じてもらえれば幸いだ!
01
ロールを絞ってプレイする
優秀な『LoL』プレイヤーを目指すプレイヤーが最初にマスターすべきことは「特定のロールのプレイ」だ。『LoL』は高難度であり「上手い」ことが上位進出の必須条件なので、5つのロールすべてで「まぁまぁ」であるよりは、特定のロールで「上手い」を目指すべきだ。
特定のロールにコミットするのが苦手なら、通常のプレイモードで自分に合ったロールが見つかるまでプレイしよう。そのあとならプレッシャーなしでランク戦に挑める。トッププロたちの配信や動画をチェックするのもオススメだ。
02
少数のチャンピオンに絞り込む
ロールを絞ったら、次はチャンピオンも絞り込もう。絞り込めばスタッツをフォローしやすくなる。チャンピオンごとに得意なマッチアップやプレイが異なるので、絞り込んでそれぞれをパーフェクトに磨いておけば、チームへの貢献度を高めることができる。
サポートを例に取ると、《アリスター》《ジャンナ》《ブラウム》がオススメだ。これら3体はそれぞれアビリティが異なるが、全員が優秀なサポートだ。もちろん、チャンピオン1体の専属プレイヤーになればチームにさらに貢献できるだろう。
しかし、少し問題がある。なぜなら、メタで強いチャンピオンと認識されれば、バンされる可能性があるからだ。というわけで、バックアップを含めて2〜3体をマスターしておきたい。
03
常に一歩先を行く
パッチはどれも影響力が大きく、メタを根底から変えてしまう可能性がある。パッチノートを定期的に熟読していても、すべての変更をフォローするのは至難の業だ。
そこで、ライバルたちよりもスピーディにメタの変化に対応するためにパッチリリースから数日後にスタッツサイト(例:u.gg / probuilds.net)をチェックするようにしよう。優秀なスタッツサイトは必要な情報を網羅している他、最強ビルドが簡単に分かるようになっている。
また、『LoL』用アプリも存在する。これらを活用すればパッチノートやスタッツ解析に多くの時間を取られないようになるはずだ。
04
プラクティスツールを活用する
オンラインで新しいプレイを見かけたら、プラクティスツールで試してみよう。このツールを活用すれば、ランクダウンの心配なく新しいコンボやCSのトレーニングができる。
また、プラクティスツールは始めるのも終えるのも簡単だ。新しいチャンピオンをアンロックしたら、プラクティスツールで色々試してみるのが良いだろう。プラクティスツールで自分が使いたいチャンピオンの長所と短所を理解するようにしよう。
05
苛立たない
「苛立っているのにプレイを続けてしまった」という経験は誰にでもあるはずだ。しかし、メンタルがネガティブな状態では成長は難しい。楽しむのはさらに難しい。自分が苛立っているなと感じたら、少し休憩して自分のプレイを振り返ってみよう。
具体的には、連敗したらひと休みするのが理想的だ。ディスプレイから離れて、他のことをやってみよう。こうすることで気持ちが落ち着き、勝利のチャンスを再び得られるようになる。
06
プレイを見直す
『LoL』はリリース直後からコミュニティからリプレイ機能のリクエストが出されており、そのリクエストに応じる形でリプレイ機能が追加された。リプレイ機能を活用すればミスを分析して、次のマッチに活かすことができる。見たい場面を好きなときに振り返って、他の選択肢がなかったか考えてみよう。
07
キルされない
『LoL』で最も難しい課題は「不必要にキルされない」だ。たとえば、トップレーンでHPがゼロに近い[リヴェン]を見かけて、ソロキルを狙おうとした瞬間、敵のジャングラーが飛び出してきてキルされてしまった経験はないだろうか?
レーン戦勝利は絶対条件と考えているプレイヤーは少なくない。しかし、実際にはいくつかの選択肢がある。トップレーナーなら敵のジャングラーにプレッシャーをかけるか、もう少しファームしても良い。また、ミッドレーナーならトップレーンとボットレーンのタワーにプレッシャーをかけることができる。常に複数の選択肢が残るように作戦を立てるようにしよう。
08
努力なくして成長なし
ランクを上げるためには数をこなす必要がある。数をこなしてメカニクスをマスターすれば、結果がついてくるようになる。毎週10〜15戦プレイするように心掛ければ、すぐに成長を感じられるようになるだろう。
絞り込んだチャンピオン3体を1週間ずつ交代でプレイしていけば、3体揃ってマスターできる。また、チームメイトにはフレンドリーに接して、途中で休憩を挟んでポジティブなムードを保つように意識しよう。こうすることで『LoL』の頂点が見えてくるはずだ。
09
賞金を狙う・守る
『LoL』では賞金システムが導入されており、デスすることなく連続キルを達成しているプレイヤーは賞金首になる。たとえば、300ゴールドの賞金が懸けられているプレイヤーをキルすれば、通常の倍のゴールドを獲得できるので、このようなプレイヤーをキルするのは非常に重要だ。
ただし、敵チームにとっても同じなので注意が必要だ。自分が好調で連続キルを達成しているなら、自分がキルされると敵チームに大量のゴールドを渡すことになるので、キルされないように注意したい。
また、オブジェクト賞金も用意されており、片方のチームがゴールドで大きく不利になった時点で、ドラゴンやタワーのようなオブジェクトに賞金が設定されるようになった。ゴールドで不利に立っているときは、賞金の対象を優先的に狙っていくことが重要だ。
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