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ショック! 異常なまでに強いポケモン10体

ポケモンずかんの説明文があまりにも強すぎるポケモンをピックアップ! 実は許されない存在なのではないだろうか…?
Written by Damien McFerran
読み終わるまで:8分Published on
An image of a Pokémon character in the sky

全員道連れです

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

ポケットモンスター』では、最強のポケモンを手に入れることが勝利のカギになる。野生のポケモンや他のポケモントレーナーを相手に成功を収めたいのなら、学校の宿題(もしくは仕事)を片付けたあと、あらゆる状況に対応できるチームを作り上げて、誰が相手でも勝利できる戦闘力と能力を手にしておく必要がある。
しかし、ステータスだけでは全てが分からない時がある。ステータスがあまり目立たないポケモンをポケモンずかんで調べてみると、一見無力に見えるにも関わらず、実はとんでもない力を秘めていることが分かる時があるのだ。『ポケットモンスター』の世界には、10歳の少年サトシが"怪我することなく手なずけるのはまず不可能!?"  だと思ってしまうポケモンが何体か存在する。
というわけで、今回はポケモンずかんの説明 “だけ” を元にして、最も過小評価されている、または強すぎるポケモン10体をピックアップしてみた。言い換えれば、ここに紹介する10体を最強のポケモンと考えて『ポケットモンスター』シリーズをプレイするのはやめた方が良いということだ。今回の評価を信じて旅に出れば、おそらくガッカリするだろう。

フーディン

An image of the Alakazam Pokémon character

実は賢いのです

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

一見したところ、フーディンはたいしたポケモンには思えない。体力は貧弱そのもので、念力を使わなければまともに動くことさえできない。また、日々の大半をスプーン曲げに費やしている。よって、フーディンは恐れられるよりも馬鹿にされる方が多いポケモンだと思うかもしれないが、次の点を考慮してもらいたい:フーディンは「脳細胞が死ぬまで増え続け、生まれた瞬間から経験したことを全て覚えている」ポケモンだ。ちょっとしたクイズ大会で理想のパートナーになってくれるはずのフーディン。非常に賢いポケモンなのだ。
フーディンの知能指数は約5,000もある。ちなみに人間の最高知能指数は230だ。よって、ここまで高い知能を誇るフーディンには何ができるのだろうと不思議に思う人もいるはずだ。おそらくフーディンが目立たないのは、その高い知能を持っているが故に、子供たちを楽しませるだけにバトルすることに意味を見出していない。そんなバトルに参加するよりもスプーン曲げを介して、生命や宇宙の神秘を追求している方が楽しいと感じているからだろう。

マグカルゴ

An image of the Magcargo Pokémon character

近寄ってはいけません

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

このカタツムリのようなポケモンは迫力に欠けている。巨大な黄色い目はこのポケモンが知性や創造力を持ち合わせていないことを示しているかのようだ。しかし、このポケモンを過小評価するのは危険だ。なぜなら、マグカルゴの体温は太陽の約2倍に相当する1万℃もあるのだ。少し考えてみよう。太陽系最高温度を誇る惑星よりも熱いということは、マグカルゴの近くに立つだけで、どのポケモンも気絶するばかりか、瞬時に蒸発してしまうはずだ。つまり、少なくともポケモンずかんの説明だけで判断すれば、マグカルゴは最も危険なポケモンの1体なのだ。

ウルガモス

An image of the Volcarona character from Pokémon

実力は太陽と同レベル

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

ほとんどの人は、蛾を見かけたら帽子で捕らえるか新聞紙で叩くはずだが、ウルガモスを見かけた場合は、強烈な炎で身を焼かれたい人を除き、どちらもするべきではない。信憑性の高いポケモンずかんには「火山灰で地上が真っ暗になった時、ウルガモスの炎が太陽の代わりになった」 / 「寒さが厳しい冬に現れ、震えるポケモンたちを救った」と記されている。誰でも太陽の明るさと熱は知っているはずなので、ウルガモスを見かけた時は近づかない方が賢明だ。

キテルグマ

An image of the Bewear Pokémon character

ハグ=死

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

この一見キュートなポケモンも「ポケモンは見かけによらないので注意すべし」の好例のひとつだ。キテルグマはまるでテディベアのようなルックスをしているが、全能のポケモンずかんによると「非常に危険なポケモン」で「圧倒的な筋力を持つ」と記されている。このような特徴を備えているキテルグマがシャイな性格なら別に問題ないのだが、実際はその真逆で、ポケモンずかんには「近くにいる仲間と抱き合うクセがある」 / 「その力で背骨を砕かれて世を去るトレーナーも多い」と記されている。キテル…。

メタング

An image of the Metang character from Pokémon

ジェット戦闘機も問題なし

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

ダンバルが2体連結したメタングは、かなり恐ろしいルックスを誇っている。円盤のようなボディとトゲのある付属品が目立つメタングは、夜の裏道では出会いたくないと思う類いのポケモン。しかも、2体分の2つの頭脳から強いサイコエネルギーを生み出せるため、強いポケモンの1体として扱われている。
このような能力だけでも十分強いが、ポケモンずかんによると、メタングは非常に頑丈で、ジェット機と衝突しても傷さえつかないと記されている。ここから分かるのは、メタングはどのポケモンと衝突して圧倒的もな強さで勝利してしまうということだ…。

ベトベター

An image of the Grimer Pokémon character

無限増殖するヘドロ…

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

ベトベターはただの動く泥のように見えるため、大して厄介なポケモンではないと思う人が多いだろう。しかし、このベトベトネバネバしたポケモンを軽視してはいけない。これには複数の理由がある。
まず、ベトベターはどんなに細い隙間にも入り込むことができるので、下水管にもぐって好物の汚い水を飲むことができる。次に、このポケモンは臭すぎるため触ることができず、通ったあとには草も生えない。そして最後に、ベトベターは増殖するのだ。ポケモンずかんには「通ったあとに残った身体の一部からまたベトベターが生まれ、辺りは一層臭くなる」と記されている。このような特徴が、ベトベターを人類に最悪・最低の影響を及ぼすポケモンの1体にしている。あらゆる物理法則を無視している “無限の生命体” という設定の恐ろしさは言うまでもない。

サーナイト

An image of the Gardevoir Pokémon character

優雅だがパワフル

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

この優雅なルックスのポケモンはそこまで強そうには見えず、人によってはバトルよりもファッションショーの方が似合っていると思うかもしれない。しかし、サーナイトにも「ポケモンは見かけによらないので注意すべし」が適用できる。サーナイトの未来を予知する能力は、あの映画のように宝クジを当てたり、スポーツイベントの結果を知ったりできることを意味するばかりか、理論上絶対に負けないということも意味している。
この予知能力だけでも十分に優秀だが、このポケモンには次の能力も備わっている:「空間をねじ曲げて小さなブラックホールを作り出せる」のだ。知らない人のために一応説明しておくが、ブラックホールとは超強力な重力により、光さえ脱出できない宇宙空間のことだ。というわけで、サーナイトは怒らせないようにしよう。ブラックホールに飲み込まれてしまう…。

メタモン

An image of the Ditto character from Pokémon

予想外のリスト入り

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

メタモン最大の特徴は、他の物体や生命体に変身できる能力だ。この能力はパーティで自己紹介する時に大いに役立ってくれるだろう。しかし、この能力についてもう少ししっかり調べてみよう。実は、メタモンは何にでも変身できる上に、そのルックスと能力もコピーできるのだ。これはつまり、メタモンがその気にさえなれば、戦車や戦闘機、核弾頭に変身して、強烈なダメージを与えることができることを意味している。
しかし、ありがたいことに、メタモンは世界の破壊にそこまで興味を持っていないようで、何よりも不快感を感じるのは他のメタモンとの遭遇した時だ。ポケモンずかんには「メタモン同士は仲が悪い」 / 「メタモン同士で出会ってしまうと、相手そっくりの形になろうとして、いつもより激しく動く」と記されている。とはいえ、メタモンが平均以上の知性を手にし、世界征服をしたいと思ってしまえば、我々はビッグトラブルに巻き込まれるだろう…。

ヒトツキ

An image of the Honedge Pokémon character

触ってはいけません

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

空中を漂う死者の剣というのは、“モンスター” のコンセプトとしては秀逸で、今回のリストにもピッタリ。だが、剣を手にしようとした人の命を吸い取る能力が備わっているという設定を考慮すると、このポケモンの強さはネクストレベルにあると言えるだろう。ちょっと触っただけで命を吸い取り始めるヒトツキは、ポケモンずかんによると「剣の柄を握った人の腕に青い布を巻きつけて、倒れるまで命を吸い取る」とある。注意が必要だ…。

イベルタル

An image of Yveltal Pokémon

死ぬときはみんな一緒…

© The Pokémon Company / Nintendo / Game Freak

今回のリストでは最強を最後に残しておいた。イベルタルは強烈なポケモンだ。しかし、このポケモンを今回のリストに入れた理由は、単純な強さからだけではない。臨終のインパクトの大きさもその理由だ。いつの日も正しい情報を提供してくれるポケモンずかんには「寿命が尽きるとき、あらゆる生き物の命を吸い尽くし、繭の姿に戻るという」と記されている。言っている意味が分かるだろうか? イベルタルが死ぬときは、ありとあらゆる生物が死んでしまうのだ。「伝説のポケモン」という評価は伊達じゃない…。
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