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前作『オーバーウォッチ』が2016年にリリースされた瞬間、ジャンル “ヒーローシューター” が誕生した。それまで、ここまで「始めるのは簡単だが、マスターするまでは難しい」のバランスに優れていたタイトルはほとんど存在しなかった。アクセシビリティが非常に高く、ヒーローはどれもエキサイティングで、どのようなプレイヤーでも繋がりを得ることができた。
先日、その続編『オーバーウォッチ2』がリリースされた。この最新作はバランス調整が施されており、基本プレイ無料で、シーズン制(バトルパス制)が採用されている。
というわけで、『オーバーウォッチ2』をプレイしてみようと思っている初心者のために、スタート時に役立つアドバイスをいくつかまとめてみた。
01
色々なヒーローを試す
『オーバーウォッチ2』では最初に《練習場》でヒーローを試すことができるので、最大限活用したい。ここでは、ヒーローごとに攻撃方法がどのように異なるのかが学べる他、誰にも邪魔されることなくアビリティの説明を読むこともできる。
初心者なら、まずはロールグループ(タンク / サポート / ダメージ)ごとに1体ずつを使えるようになっておきたい。時間をかけて複数のヒーローをプレイできるようになれば、他のプレイヤーに合わせてヒーローを選べるようになり、対戦でのプレイの幅も広がるだろう。
02
チーム編成に注意する
複数のヒーローをレパートリーに加えることができたら、最初の対戦にチャレンジしてみよう。当然ながら、基本編成(タンク1 / サポート1 / ダメージ3)を選択する方が勝率は高まる。
対戦では多くのプレイヤーが攻撃的なヒーローを選ぼうとするが、チームにとってはタンクとサポートも同じくらい重要だ。また、どちらも初心者レベルの対戦では比較的使いやすい。なぜなら、役割が明確で攻撃参加の必要性が低いからだ。チーム編成を重視してダメージの代わりにこれらのヒーローを選べば、チームの救世主になれる可能性がある。
03
マップに適したヒーローを選択する
どのヒーローがどの役割に適していて、効果的なチーム編成のためにはどのヒーローが必要なのかを理解しておくことは非常に重要だが、どのマップにどのヒーローが適しているのかを理解しておくことも同じくらい重要だ。
たとえば、長い通路を防衛しなければならない状況では、スナイパーライフルを備えている【ウィドウメイカー】やタレットを設置してボトルネック対策ができる【トールビョーン】が有効だ。
また、狭い場所や通路に対戦相手を押し込めるマップでは、ノックバックできるアビリティを備えている【ルシオ】や【ファラ】が活躍できる。しかし、壁や屋根が多く、縦の移動が限定されているスペースが多いマップでは、【ファラ】のような飛行系アビリティを備えているヒーローは逆に活躍できない。
04
目標を常に確認する
『オーバーウォッチ2』はFPSなので、多くのプレイヤーがこのジャンルで最も良く見られるプレイ、つまり「最初に目に入った敵を撃つ」を意識してしまうのは仕方がないことだ。しかし、大半のマップでは “目標の達成” が最重要になる。対戦相手をキルすることはそのための手段に過ぎない。
というわけで、画面上(HUD)の各種情報に注目しよう。ここに戦況と目標が表示される。プレイヤーはマップの特定地点を確保したり、ペイロードを目的地まで護衛したりしなければならないのだ。対戦で最後に問われるのは、敵をどれだけキルしたかではなく、目標を達成できたかどうかなので、目標を常に確認して最優先するようにしよう。
05
ピンを打つ
対戦中にチームメイトに情報を提供する優れた方法が《ピンを打つ》だ。『エーペックスレジェンズ』がこのシステムをパーフェクトに仕上げたことで、多くのFPSが採用するようになっている。『オーバーウォッチ2』でも、“ボタンまたはキーを押す” だけでロケーション、対戦相手または目標の位置を教えたり、ボイスチャットと併用したりできる。
チームとコミュニケーションを取りたいが、ボイスチャットは苦手だという人はピンを最大限活用しよう。また、あらかじめ用意されておりいつでも使用できる《ボイス・ライン》もチェックする価値は十分にある。
06
揺れを調整する
『オーバーウォッチ2』はヒット時の反応が大きいが、残念ながら場所によっては大きすぎてしまう。攻撃を受けるとカメラとHUDが非常に大きく揺れるからだ。
そこで、メニューを開いてオプションを選択し、アクセシビリティからモーションの「カメラの揺れ」を “低減” に、「HUDの揺れ」を “オフ” に設定してみよう。
07
音に注意する
視界には入っていないが足音で対戦相手の位置や行動を確かめることができる。目だけではなく耳もしっかりと意識して、自分の周囲で何が起きているのかを把握するようにしたい。
また、他のヒーローたちの《ボイス・ライン》も重要な情報源になる。たとえば、アルティメットが発動されたかどうかは《ボイス・ライン》で分かるので、聞こえたら注意しよう。
08
ひとりで突撃しない
緊急事態に思えても、単独での突撃はNGだ。複数の敵に対してひとりで突撃してもまず勝ち目はない。『オーバーウォッチ』でエースを狙うのはほぼ不可能だ。特にタンクの後方にサポートが待機しているときは、攻撃が吸収されてしまう。
そこで、チームメイトの位置を確認して、連携して動くようにしよう。前出の “ピン” を使用して戦況を有利に変えよう。もちろん、フレンドと一緒にプレイしているなら、ボイスチャットを活用すればOKだ。
09
動き続けられるようになる
シンプルな話だ。移動しているターゲットにヒットするのは難しい。だからこそ、動き続ける方法を早い段階で学んでおくことが重要なのだ。もちろん、動き続けていれば、敵にヒットしたり、アビリティを正確に発動させたりするのが逆に難しくなる。
というわけで、ここでも《練習場》を活用したい。《練習場》でジャンプや移動をしながら、トレーニングボットをできるだけ正確に狙う練習をしてみよう。