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サッカーのキックオフのように、『カウンターストライク』シリーズは常に “ピストルラウンド” から始まり、ここで序盤が決まる。このラウンドを取れるかどうかが対戦の流れを決めるのだ。
シリーズ最新作『カウンターストライク2』(以下『CS2』)ではMR12(Max Round 12:攻守交代までの最大ラウンド数12)に変更されたため(これまではMR15)、ピストルラウンドの重要性がさらに高まっている。このラウンドの必勝法は存在しないが、以下のアドバイスを参考にすれば、アドバンテージを得てラウンドを優位に進めることができるだろう。
01
選ぶべき武器
攻守どちらも複数のピストルから選択できる。どちらのピストルも優秀で初心者向きだ。まず、CT側のUSPは長距離の精度が高いが、弾数に制限がある。そこで、すぐに弾切れにならないように慎重に狙って撃つようにしよう。
T側のGlock-18は弾数が十分でUSPと比較すると “ラン&ガン” に向いているが、長距離の射撃精度は他のどのピストルよりも劣っている。このピストルの特徴は3点バーストができるところだろう。ただし、3点バーストは集弾性が下がり、弾道が予測できなくなるため、特殊なケースでのみ使用するようにしたい。
さらに優秀なピストルを探しているなら、P250が良いだろう。与ダメージ量が増え、装甲貫通性能も高められているため、敵をキルできる確率が高まる。ただし、動かずにしっかりと狙って撃つ必要がある。
コストを気にしないなら、Tec-9かDual Berettasが良いだろう。Tec-9はT側のプッシュに理想的で、Dual Berettasは近距離で無双だ。良く使われている戦術は「この2種類のどちらかをチーム内のベストプレイヤーにドロップし、このベストプレイヤーがケブラーベストを購入する」だ。
02
選ぶべきアイテム
"正しい装備" の定義はチーム戦略とマップによって変わってくる。開始時は800ドルしか所有していないので購入の選択肢は限られている。だからこそ、何をどこで購入するかについて事前にプランを用意しておく必要があるが、前述した通り、ピストルラウンドは対戦の流れを決める可能性が高いので、大胆に投資すべきだ。
ピストルラウンドではグレネードとアーマーのどちらにすべきかで悩むことが多いが、ビギナーならまずはケブラーベストを選択すべきだろう。このベストを装着すればいわゆる “エイムパンチ(着弾時の視点のブレ)” を防げる上に、防弾もしてくれるので、ラウンドでの生存確率が高まる。
T側ならグレネード購入も理に叶っている。スモークグレネードは敵の視界を狭め、爆弾サイトをコントロールできるようになる。また、フラッシュグレネードはプッシュ時に敵の視界を奪うことができる。しかし、購入個数を最大2名につき1個に制限したい。また、投げ物が得意なプレイヤーに持たせよう。
CT側も基本的に同じだが、ケブラーベストの購入を常に優先したい。CT側で良く見られる戦術は「爆弾解除キットとグレネードを組み合わせて爆弾サイトのリテイクを狙う」だが、爆弾解除キットがどこにあるのかを必ず確認するようにしよう。爆弾解除キットは解除時間を10秒から5秒に短縮してくれる。
03
T側の戦い方
T側へのアドバイスだが、まずは戦力を1カ所に集中させよう。爆弾サイトをチーム全員で攻撃すれば、ほぼ確実にCT側に対して数的優位を作れる。事前にどの爆弾サイトを攻撃するかについてチームで話し合おう。Bへ急行する以外にも選択肢はあるのだ。
CT側に見つかったあとは躊躇(ちゅうちょ)してはいけない。CT側がローテートする前にできるだけ早く狙っているサイトへ向かおう。発射速度が高く、走りながらの精度もある程度備えているGlock-18を活用したい。また、Glock-18はUSPよりも近距離に強いので敵に近づくことを心掛けよう。
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CT側の戦い方
CT側へのアドバイスだが、まずは敵側との距離を保つようにしよう。CT側のUSPとT側のGlock-18を比較すると、USPの方が遠距離の射撃精度に優れているのでこれをアドバンテージにしたい。狙い澄ませた射撃でT側のプッシュを止めよう。
定石通りにT側が1カ所に全戦力を投じてくれば、CT側は自動的に数的不利に立つ。そこでできる限り時間を稼ぎながら、戦力を分散させよう。強い遮蔽物に隠れながら長距離射撃を行い、チームメイトがローテートするまでの時間を稼ごう。
『CS2』では練習・練習・練習あるのみだ。優れたコミュニケーションを取りながら、ピストルでプレイする練習をデスマッチサーバーで重ねれば確実に上達できる。そこにアイテムや戦略・戦術の基礎知識を組み合わせれば、間違いなくトッププレイヤーの仲間入りができるはずだ。
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