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© Suguru Saito
ミュージック

MFSインタビュー『ダンスと音楽に自分の居場所を見つけた』

Red Bullがキュレートする“その場限り”のマイクリレー《RASEN》EP6 参加ラッパーたちのプロファイル ②
Written by Tetsuro Wada
読み終わるまで:3分Published on
今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
みんな年齢も近かったからグルーヴも合ってて、純粋に楽しかったなという感じです。小節数が長かったからフロウをおもしろくしたほうがいいなと思ったり、ガヤも考えてたり、それを全部やってやろうと思って体力も使ったけど、いいバースは蹴れたかなと思います。
RASEN EP6

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ラップをはじめたきっかけを教えてください。
一昨年の10月にファミリーであるTha Jointzのメンバーに「リリック書いてみなよ」って言われてはじめた感じ。すぐにライブができる機会があったので、それまでに3曲作ろうってなって制作した感じです。それまでは全然リリックも書いたことがなかったですね。でもやってみたらできちゃった。
小さいころからダンスもしてたし、母親が家でブラックミュージックを聴いてて、よくPVが流れてたりもしてたって環境で、母とお姉ちゃんと踊ってましたね。だからダンスも音楽もずっとあるものだった。今日も自然と踊ってました。自分は家族のなかで優等生というわけではなかったので、居場所を見つけたことで母は喜んでくれましたね。
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現時点での自分の代表曲はなんですか?
現状リリースしているのが2曲しかないので、そのなかなら"Bow"かな。ダンスが好きだから、踊れてキャッチーなフックが自分の特長。リスナーのみんなは何を言ってるかわからないかもしれないけど、自分のその時々のバイブスに当てはめて聴いてくれたらなと思いますね。
ビデオもおもしろいと言ってもらえるけど、自分としては作ってるって感覚はなくて、そういうもの含めてこれがナチュラルな私っていうのを見せたいんです。キャラとか作っていたら苦しくなりそうだし。
影響を受けた人物は?
わたしは影響を受けやすいタイプなので、特定のだれがというわけじゃなくて、全部から影響を受けちゃうんですよね。今日だってほかのアーティストのバースを聴きながら「うわ、こういうのかっこいい」とかインスピレーションを受けてました。
RASEN EP6

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今後の予定と、将来の展望について教えてください。
4月に初めてのEPをリリース予定で、その後にリリースする予定のEPを現在制作中ですね。
今後もラフにタフに動き回りながらラップできたらなと思ってます。ずっと自分がいいと思う音楽を作っていたいですね。
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