サッカー
祝UEFAチャンピオンズリーグ2022-23ベスト16進出! 来年2月の初戦を前にレッドブル・アレナで開催されたCLホーム戦の中からベストマッチを選り抜いた。
RBライプツィヒは、UEFAチャンピオンズリーグ2022-23のベスト16でマンチェスター・シティをレッドブル・アレナに迎えるが、彼らはホームスタジアムでは特別な何かが起きる可能性があることを知っている。
5シーズン前にヨーロッパデビューを飾って以来、RBライプツィヒはビッグクラブを迎えたホームゲームで大きな結果を手にしてきた。直近はレアル・マドリードを3-2で下したチャンピオンズリーグのグループステージだ。
マルコ・ローゼが監督に就任して以来、チームはトレードマークの恐れ知らずの高速フットボールを取り戻している。強烈なスピードのプレスと攻撃を誇る彼らのプレーからは一瞬たりとも目を離すことができない。
2023年2月22日にペップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティを迎える前に、レッドブル・アレナでの記憶に残るチャンピオンズリーグ8試合をピックアップした。歴史を振り返れば、RBライプツィヒが絶好調ならどんなことでも可能になることが分かるはずだ。
01
RBライプツィヒ 1-1 ASモナコ
2017年9月13日
2009年の創設からわずか8年でRBライプツィヒはフットボールネーションがひしめくヨーロッパの最高峰トーナメントへの出場権を手にした。チャンピオンズリーグホームデビュー戦を祝うべく、ASモナコを迎えるレッドブル・アレナには4万人のサポーターが詰めかけた。
試合は33分にペナルティエリア内のエミル・フォルスベリが角度のない位置からシュートを決めて先制したが、そのわずか45秒後に同点に追いつかれ、歴史に残るチャンピオンズリーグホームデビュー戦は引き分けに終わった。
02
RBライプツィヒ 3-2 FCポルト
2017年10月17日
RBライプツィヒのチャンピオンズリーグホーム戦初勝利までそこまで長い時間はかからなかった。そしてそれは45分の絶え間ないアクションを経て、実に美しい形でもたらされた。
この試合では5ゴールすべてが前半に生まれ、RBライプツィヒはヴィリ・オルバン、フォルスベリ、ジャン=ケビン・オーギュスタンが決めた。当時の監督ラルフ・ハーゼンヒュットルは「歴史的な勝利」と讃え、「高速フットボールが自分たちのすべてだ」とコメントした。
03
RBライプツィヒ 2-2 ベンフィカ
2019年11月27日
試合終了前にスタジアムを去ってはいけない理由を教えてくれるものがあるとすれば、この試合だろう。試合終了間際に追いついて引き分けに終わったこの試合は内容的には特筆すべき点はないが、その重要度は非常に高かった。
クラブ史上初のベスト16進出にはこの試合で引き分け以上が必要だったRBライプツィヒは試合終了が迫る中、2ゴールを追っていた。ここでチームを救ったのはまたもエミル・フォルスベリだった。
スウェーデン代表FWは90分に冷静にPKを決めると、95分にティモ・ヴェルナーのクロスを頭で合わせて同点ゴールを決めレッドブル・アレナを狂喜乱舞させた。ユリアン・ナーゲルスマン監督も興奮のあまりタッチライン上を走り回った。
04
RBライプツィヒ 3-0 トッテナム
2020年3月10日
RBライプツィヒはグループステージの勢いのままベスト16へ進出していた。アウェイのファーストレグを1-0で勝利してアドバンテージを得ていたRBライプツィヒはレッドブル・アレナにジョゼ・モウリーニョ監督率いるトッテナムを迎えた。
大歓声の中、RBライプツィヒはキックオフ直後から全員で高速攻撃を仕掛けていき、キャプテンのマルセル・ザビッツァーが2ゴール、フォルスベルが1ゴールを決めて圧勝。この試合はクラブ史上最高のチャンピオンズリーグパフォーマンスのひとつに数えられている。RBライプツィヒは次のアトレティコ・マドリード戦も勝利したが、準決勝のパリ・サンジェルマン戦で敗退した。
05
RBライプツィヒ 2-1 パリ・サンジェルマン
2020年11月4日
RBライプツィヒは、前シーズンの準決勝で敗れた相手と3ヶ月も経たないうちに再戦することになった。
パリ・サンジェルマンが6分に先制し、その10分後には彼らにPKを献上してしまったため、2クラブの力関係は変わっていないように思われたが、ディ・マリアがPKを外した瞬間、試合の流れが変わった。クリストファー・エンクンクがチャンピオンズリーグ初ゴールを決めると、フォルスベリがPKを決めて逆転に成功。チームは重要な勝利を手にした。
06
RBライプツィヒ 3-2 マンチェスター・ユナイテッド
2020年12月8日
レッドブル・アレナはアウェイ側にとって恐怖のスタジアムと化していたが、また別の元チャンピオンチームがこのスタジアムの餌食になった。今回の相手は世界的人気を誇るマンチェスター・ユナイテッドだった。
この試合のヒーローはアンヘリーノだった。彼は美しい先制ゴールを決めたあと、アマドゥ・ハイダラとジャスティン・クライファートにクロスを供給。3-0のリードを得たRBライプツィヒはマンチェスター・ユナイテッドに同点ゴールを許すことなく勝利を手にした。
07
RBライプツィヒ 2-1 マンチェスター・シティ
2021年12月7日
ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティはまず負けない上に、この対戦のファーストレグを6-3で勝利していたため、この試合も勝利することが期待されていた。しかし、ブンデスリーガでは不調だったにもかかわらず、RBライプツィヒがまたもホームでのジャイアントキラーぶりを発揮した。
ソボスライ・ドミニクが先制ゴールを決めるとアンドレ・シルバも続き、プレミアリーグ王者に2ゴール差をつけることに成功。そのまま得た勝ち点3によって、RBライプツィヒはヨーロッパリーグ出場権を獲得し、同トーナメント準決勝まで勝ち進んだ。
08
RBライプツィヒ 3-2 レアル・マドリード
2022年10月25日
シーズン無敗を維持していた現CL王者は自信満々でレッドブル・アレナに乗り込んでいた。しかし、直前のセルティック戦で連勝していたRBライプツィヒも好調で、この試合で勝ち点3を得られればここ4シーズンで3回目のベスト16進出が決まることを知っていた。
試合は、ヨシュコ・バルティオルとエンクンクが前半に決めたあと、チャンピオンズリーグ14回制覇を誇るエル・ブランコが1ゴールを返す展開となったが、その後、ヴェルナーが決勝ゴールを決めて、45,000人を超えるサポーターたちの記憶に長らく残るはずの歴史的一夜を締め括った。
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