SHIBUYA ENTERTAINMENT FESTIVAL
© Suguru Saito / Red Bull Music Festival 2017
ミュージック
【レポート】〈SHIBUYA ENTERTAINMENT FESTIVAL〉渋谷の夜を遊び尽くせ!
カルチャー発信地=渋谷のクラブ&バー14店舗において行われたサーキット型イベント「SHIBUYA ENTERTAINMENT FESTIVAL」(2017年11月2日)をレポート。
Written by RED BULL MUSIC FESTIVAL
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いつだって次なるカルチャーは夜に生まれる。そしてその多くは東京・渋谷の街から。
それぞれのハコには各シーンを代表するアーティストがクレジットされており、参加者は好みとテンションのままに遊び歩く。ハシゴすればするほど夜遊びは楽しいものだ。
contact
contact© Suguru Saito / Red Bull Music Festival 2017
深夜、contactに辿り着くと、ちょうどAya Gloomyのライブがはじまる頃。アートパンク〜ノーウェイヴとエレクトロニック・ミュージックが戯れ合い、揺れ動く様子は艶かしく、そのライブのあとは一転、インダストリアル・テクノで潜っていく。
SOUND MUSEUM VISION
SOUND MUSEUM VISION© Suguru Saito / Red Bull Music Festival 2017
SOUND MUSEUM VISIONに移動すると般若のラップと気迫が炸裂中だ。ラストの「あの頃じゃねえ」で熱気は最高潮に達し、そのまま次のDJを呼び込む。「俺から紹介するわ。本物初めて見た、ZEEBRA!」。こういったレアな競演が見られるのもクラブならではのことだ。
DJ DIRTYKRATES a.k.a. ZEEBRAはBAD HOP「Mobb Life feat. YZERR, Benjazzy & T-Pablow」からDJをスタートさせ、日本語ラップからUSのトラップ〜ヒップホップまで横断しながらプレイしていく。
そしてclubasiaではダブステップの凶暴なほどの低音にまみれて、WOMBではドラムンベースでアッパーに踊り明かして、ふと立ち寄ったDJバーでリラックスして…と、この夜はまだまだ終わらない。
WOMB
WOMB© Suguru Saito / Red Bull Music Festival 2017
SHIBUYA ENTERTAINMENT FESTIVAL
SHIBUYA ENTERTAINMENT FESTIVAL© Suguru Saito / Red Bull Music Festival 2017
ハコの独自色はそのままに、それぞれのカラーが際立っていながら、「渋谷周遊箱乱舞」という一体感もある。そのなかで、そのときの気分にフィットする音楽と場所を探り当てるのがまたおもしろい。
こういったサーキット型のイベントでは、回っていくなかでのブレイクダウンも楽しみのひとつだ。お店に迷ったらRED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYOおすすめのカフェ&レストラン、バー、居酒屋を紹介している「渋谷で翼を生やす20のこと」も参考にしながら。
CLUB camelot
CLUB camelot© So Hasegawa / Red Bull Music Festival 2017
CLUB camelot
CLUB camelot© So Hasegawa / Red Bull Music Festival 2017
そうやって渋谷という街全体を遊び尽くす。渋谷の夜は、カルチャーの生まれていく瞬間は、そうやって続いていくのだ。
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