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『VALORANT』を始めたばかりの初心者プレイヤーは、エージェントやエイムなど多くのことについて学ぶ必要がある。このような情報について学ぶことはこのゲームでトップレベルに入るための条件のひとつだ。
そしてさらに『VALORANT』では様々な状態異常も存在するのだが、正直に言えば、ゲーム側が用意している説明は十分とは言えない。というわけで、今回は『VALORANT』でプレイヤーが受ける・与える状態異常を解説していこう。
01
フラッシュ
フラッシュは『VALORANT』のプレイ中に最も頻繁に受ける可能性が高い状態異常のひとつで、付与されると視界が奪われてしまう。フラッシュはあらゆる状況で有効だが、基本的にはサイトへの侵入とコーナーのクリアリングで使用される。
たとえば、サイト侵入前にフラッシュを使用すれば、サイト内の敵エージェントたちがフラッシュを回避するためにポジションを移動したり、方向を変えたりするので、安全に侵入できるようになる。尚、フラッシュはエージェントによって発動方法や持続時間が多少異なる。
フラッシュ系アビリティを備えているエージェント:
- ブリーチ:フラッシュポイント
- KAY/O:フラッシュ/ドライブ
- フェニックス:カーブボール
- スカイ:ガイディングライト
- ヨル:ブラインドサイド&フェイクアウト
- ゲッコー:ディジー
02
ブラインド / 視野狭窄
ブラインドはフラッシュに似ているが、完全に視界を奪われる代わりに視界が狭められる。ブラインドを付与されるとマップにもやがかかり、一定範囲内しか視認できなくなってしまう。この効果もフラッシュと同じくサイトへの侵入とコーナーのクリアリングに適している。尚、一部のブラインドには聴覚を奪う効果も含まれている。
ブラインド系アビリティを備えているエージェント:
- フェイド:プロウラー
- オーメン:パラノイア
- レイナ:リーア
- スカイ:シーカー
03
バトルスティム
バトルスティムはエージェントをバフする状態異常で、リロード、連射速度、移動速度、回復時間などエージェントの戦闘関連能力が向上する。バトルスティムを付与すれば、銃撃戦でアドバンテージを得たり、ディフェンダーに奇襲を仕掛けたりできるようになる。
バトルスティム系アビリティを備えているエージェント:
- ブリムストーン:スティムビーコン
- レイナ:エンプレス
- KAY/O:ヌル/コマンド
尚、この3人のうち、バトルスティムを付与できるのはブリムストーンの《スティムビーコン》だけ。レイナとKAY/Oのバトルスティムはアルティメットの一部という扱いで、自分だけを強化する。
04
眩暈 / スタン
エージェントがスタン状態になると、連射速度と移動速度が低下し、視野狭窄も起きる。また、クロスヘアが自分で完全にコントロールできなくなり、スコープがのぞけなくなる。
スタン系アビリティを備えているエージェント:
- アストラ:ノヴァパルス
- ブリーチ:フォールトライン
- サイファー:トラップワイヤー
- デッドロック:ソニックセンサー
- ゲッコー:ウィングマン
- ハーバー:レコニング
- ネオン:リレーボルト
- スカイ:トレイルブレイザー
05
聴覚奪取
聴覚奪取を付与されたエージェントは一定時間周囲の音を聞けなくなるので、足音やアビリティの起動音、リロード音、発射音などが分からなくなる。そのため、敵側のエージェントはポジションや移動方向を知られることなく侵入・攻撃できるようになる。
聴覚奪取系アビリティを備えているエージェント:
- フェイド:ナイトフォール
- ブラインドを備えているエージェントの一部
06
衰弱
エージェントが衰弱を付与されると、最初にダメージを受けたあと、一定のペースで体力が徐々に減っていくようになる。この効果だけでエージェントをキルすることはできないが、体力を1まで減らすことはできる。衰弱の効果が切れると最初に受けたダメージと追加で受けたダメージを除いたところまで体力が復活する。
衰弱系アビリティを備えているエージェント:
- フェイド:シーズ&ナイトフォール
- ヴァイパー:ポイズンクラウド / トクシックスクリーン / ヴァイパーズピット
07
拘束
拘束は『VALORANT』で最も強力な状態異常のひとつだが、最もレアな状態異常のひとつでもある。現時点では3種類のアルティメットのみが拘束を付与できる。拘束されるとエージェントは移動能力が著しく低下し、行動が取れなくなる。武器が装備できず、アビリティも使用できないので、簡単にキルされてしまう。
デッドロックは特殊で、このエージェントのアルティメットで拘束されるとコクーンに入れられて何も見えなくなってしまうが、コクーンを射撃して破れば、中のエージェントを救出できる。
拘束系アビリティを備えているエージェント:
- デッドロック:アナイアレーション
- ゲッコー:スラッシュ
- キルジョイ:ロックダウン
08
回復
回復は文字通りの状態異常で、時間とともに体力が回復する。自分以外のエージェントに回復を付与できるのはセージとスカイだけで、フェニックスとレイナは自分だけを回復できる。体力を回復できれば、そのあとの銃撃戦で優位に立てる確率が高くなる。
尚、この状態異常にはレイナの《デバウアー》の “オーバーヒール” も含まれる。オーバーヒールは体力を通常の100ではなく最大150まで回復し、アーマーを追加した状態になれる。
回復系アビリティを備えているエージェント:
- フェニックス:ブレイズ&ホットハンド
- レイナ:デバウアー
- セージ:ヒーリングオーブ
- スカイ:リグロウス
09
マーク
現状、マークはたったひとりのエージェントしか付与できないので、『VALORANT』で最もユニークな状態異常と言える。マークされたエージェントは移動の軌跡(テラートレイル)が表示されるようになるので、ポジションが発覚しやすくなる。
マーク系アビリティを備えているエージェント:
- フェイド:ホウント&ナイトフォール
10
暴露 / リビール
『VALORANT』では情報が重要で、敵エージェントのポジションを暴ける暴露 / リビールは最も有用なアビリティのひとつだ。ポジションが暴かれたエージェントは壁や遮蔽物を透過してシルエットが表示されてしまう。
暴露には静止とリアルタイムの2種類が存在する。静止は敵エージェントのその時点(アビリティ発動時)でのポジションを表示する一方、リアルタイムはアビリティが終了するまで継続的にポジションが表示される。
暴露系アビリティを備えているエージェント:
- サイファー:ニュートラルセフト / スパイカメラ / トラップワイヤー
- フェイド:ホウント
- ソーヴァ:オウルドローン / リコンボルト / ハンターズフューリー
11
遅延 / スロウ
エージェントがスロウを付与されると、移動スピードが遅くなり、ジャンプも制限される。セージの《スロウオーブ》のようなアビリティで敵エージェントにスロウを付与するのは、プッシュやリテイクを遅らせて銃撃戦でチームメイトを優位に立たせる手段として非常に有効だ。
スロウ系アビリティを備えているエージェント:
- アストラ:グラビティウェル
- チェンバー:ツール・ド・フォース&トレードマーク
- デッドロック:グラヴィネット
- ハーバー:カスケード&ハイタイド
- セージ:スロウオーブ
- スカイ:シーカーズ
- スタンあるいは拘束系アビリティを備えているエージェント
12
抑制
抑制が付与されるとエージェントはアビリティが使用できなくなる。また、センチネルタイプのエージェント(キルジョイ、サイファー・チェンバー)の場合は、抑制される前に設置していたアビリティが使用できなくなる。
アビリティを使用できなくなることは多くのエージェントにとって死を意味する。たとえば、ジェットがサイトに侵入したあとにアビリティを使えなくなってしまえば、ほぼ無防備状態になり、簡単にキルされてしまう。
抑制には状況によっていくつか違いがある。たとえば、ネオンのアルティメットは解除されてしまい、チェンバーのツール・ド・フォースは使用できなくなる。尚、どちらも抑制が終了すれば再び使用できるようになる。
抑制系アビリティを備えているエージェント:
- アイソ:キル・コントラクト
- KAY/O:ゼロ/ポイント&ヌル/コマンド
13
テザー / 束縛
エージェントがテザーを付与されると、特定のロケーションから動けなくなり、行動が制限される。テザーは他のエージェントのアビリティと組み合わせて使用することで最大限の効果を発揮する。たとえば、フェイドの《シーズ》とレイズの《ペイント弾》は人気のコンビネーションで、《シーズ》のゾーン内に《ペイント弾》を投げ入れれば、かなりのダメージを与えることができる。
テザー系アビリティを備えているエージェント:
- サイファー:トラップワイヤー
- フェイド:シーズ
14
弱体化
弱体化を付与されたエージェントは被ダメージが2倍になる。この状態異常が銃撃戦で非常に有効なことは誰でも理解できるだろう。少ない弾数でキルできれば、大きなアドバンテージが得られる。
弱体化系アビリティを備えているエージェント:
- アストラ:グラビティウェル
- アイソ:アンダーカット
- キルジョイ:アラームボット
- ヴァイパー:スネークバイト
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