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CapcomがNintendo Switch用タイトルとしてオールドスクール格闘ゲームにフレッシュなペイントを施した『ULTRA STREET FIGHTER II The Final Challenger』をリリースした。
『ストリートファイター』シリーズのベテランプレイヤーならこのゲームにすぐに慣れることができるはずが、このシリーズ、または格闘ゲームに触れたことがないプレイヤーはどうすれば良いのだろうか?
そんなプレイヤーのために存在するのが我々だ。我々が以下に用意したアドバイスを読めば、『ストリートファイター』の王者になれる日も近い!
1:好みのグラフィックを選択する
何とも奇妙なアドバイスに思えるかもしれないが、『ULTRA STREET FIGHTER II The Final Challenger』には2種類のグラフィックが用意されているため、まずは自分の好みに合ったグラフィックを選ぶところからスタートしよう。
デフォルトではカナダのコミックスタジオ、Udonが手がけたモダンなグラフィックが設定されている。このゲームは『スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge-』がベースとなっているが、全てのキャラクターが新たな手書き風デザインによって、まるでアニメのようなルックスに生まれ変わっている。しかし、オリジナルを楽しんでいた、もしくはレトロなグラフィックが好みだというプレイヤーはオプションからモード設定に入り、グラフィックを「Classic Generation」に変更すれば良い。このグラフィックでは1994年にリリースされたオリジナルの『スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge-』のオールドスクールな雰囲気が楽しめる。
2:好みの操作方法を設定する
Nintendo SwitchのフロントパネルにはA・B・X・Yボタンが配置されているが、『ストリートファイター』シリーズは6ボタン操作で、キックとパンチにそれぞれ弱・中・強が用意されている。デフォルトのコントローラー設定はスーパーファミコンの『ストリートファイター』シリーズと同じで、A・B・X・Yボタンにパンチとキックの弱・中がアサインされており、強はLとRにアサインされている。
しかし、このコントローラー設定では、昇竜拳などの必殺技を出す操作がやや難しいと感じる可能性があるので、弱と強をA・B・X・Yにアサインして、中をLとRにアサインしてみても良いだろう(中は使用頻度がやや低いため)。このような変更を行えば、弱と強の波動拳を組み合わせやすくなるはずだ。
3:必殺技をマスターする
各キャラクターには特殊な入力をすれば発動する必殺技が多数用意されており、しかもこのゲームには19人のキャラクターが登場するので、全ての必殺技をマスターするのは簡単ではない。しかし、その多くは、入力系(スティックを操作したあとでボタンを押す)、溜め系(スティックを特定の方向にしばらく固定してからボタンを押す)、連打系(同じボタンを連打する)という3タイプに分けることができる。リュウ(入力系のみ)と春麗(溜め系と連打系のみ)の必殺技を学べば、どのキャラクターの必殺技も問題なく出せるようになるだろう。
4:スーパーコンボをマスターする
必殺技をある程度簡単に出せるようになったら、今度はスーパーコンボをマスターしよう。このゲームでは対戦中に画面下のゲージが溜まっていくが、このゲージが満タンになった時に特殊な入力をすれば強力なスーパーコンボが出せる(必殺技を出すたびにこのゲージが溜まるので、わざとスカってゲージを溜めるというテクニックも存在する)。「難しそうだな」と思っても心配する必要はない。対戦中にポーズを押してメニュー内からコマンドリストを選択したあと自分の使用しているキャラクターを選択すれば、いつでも必殺技やスーパーコンボの出し方が確認できる。
5:操作スタイル “LITE” を試す
このゲームには必殺技やスーパーコンボがどうしても上手く出せないという人のための便利な機能が用意されている。補助輪を付けて自転車の練習ができるというわけだ。オプションからコントローラー設定を選択し、操作スタイルをLITEに変更すれば、必殺技とスーパーコンボをボタンひとつで出せるようになる。Nintendo SwitchにはZLボタンとZRボタンが備わっているが、『ULTRA STREET FIGHTER II The Final Challenger』のデフォルトの操作設定ではこの2つのボタンは使用しないので、LITEに変更すれば、必殺技やスーパーコンボをアサインできる。ややずるいのかもしれないが、非常に効果的だ。
6:コンボをマスターする
各種操作に慣れていくと、次はコンボを決めたいと思うはずだ。一発目を当てればそのまま自動的に連続攻撃に移行できるコンボが駆使できれば、対戦相手に大ダメージを与えられるようになる。まずは2ヒットコンボからスタートしよう。これは『ストリートファイター』の基本中の基本とも言えるもので、ジャンプして相手にジャンプキックを当てたあと(なるべく着地直前に当てるのがコツ)、しゃがみ強キックを当ててダウンさせるテクニックだ。ジャンプキックを低く当てることができれば、着地した時点でも相手はまだのけぞっている(防御不可能状態)ので、強キックを当てればダウンに繋がる。トレーニングモードで入力するタイミングを確認しながら2ヒットコンボや新しいコンボをマスターしていこう。
7:ひとりのキャラクターを使い続ける
対戦のたびに新しいキャラクターを試したくなる気持ちは分かる。むしろ、このゲームを最大限楽しみたいのなら、最初は全キャラクターを試すべきだ。どのキャラクターもユニークな特徴を備えているので、スピードはないがパワフルなザンギエフを気に入る人もいれば、スピードはあるが体力に不安がある春麗を気にいる人もいるだろう。
全キャラクターを試して自分の好みのキャラクターを把握したあとは、しばらくそのキャラクターだけを使い続けてみよう。優秀な『ストリートファイター』プレイヤーは自分のメインキャラクターをマスターしており、更にはどの技がどのキャラクターに効果的かも理解している。ひとりのキャラクターを使い続ければ、キャラクター別の対抗策もすぐに学べるようになる。
8:ネットワーク対戦で修練を積む
基本は押さえたと思えたら、次はネットワーク対戦で修練を積もう。負けこんでも心配する必要はない。このゲームのネットワーク対戦を楽しんでいるプレイヤーの多くは、インターネットが存在する前から『ストリートファイター』シリーズの修練を積んできたベテランなので、いきなり勝つのは難しい。
しかし、CPU対戦ではなくネットワーク対戦で生身の人間を相手にする方が、たとえ勝てなくてもスピーディに成長できる。なぜなら、他のプレイヤーが使用しているトリックやテクニックを学べるからだ。対戦時にはコメント設定で自分がビギナーだということを相手に教えておこう。だからと言って相手が手を緩めてくれるわけではないが、少なくとも勝利を必要以上にアピールされることはないはずだ。
9:Pro コントローラーを購入する
このゲームをとことん楽しめるようになったら、お財布の中身に余裕がある人はPro コントローラーの購入を考えてみても良いだろう(約7,000円は安くない)。Nintendo Switchは素晴らしいゲーム機だが、Joy-ConのL側のコントローラーの方向ボタンはPro コントローラーの方向キーと比較すると使い勝手が悪い。スティックではなく方向ボタンで入力したい人にはPro コントローラーがオススメだ。こちらを使えば昇竜拳や波動拳が簡単に出せるだろう。
『ULTRA STREET FIGHTER II The Final Challenger』だけのためにPro コントローラーを買うのはやや無駄に感じるかもしれないが、他のゲームも持っている人(特に十字キーを使用するレトロゲームを持っている人)なら、買って損はしないはずだ。