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いるいる! 『No Man’s Sky』で見かける10タイプ
2016年最大の話題作を楽しむプレイヤーを10タイプに分けてみた!
2016年最大の話題作のひとつ『No Man’s Sky』は無限の可能性を秘めているゲームであり、プロシージャル生成される惑星や生物のおかげで、これまた無限に近いプレイヤータイプが登場している。このゲームの魅力はそれぞれが異なった目的で楽しんでいるという部分にある。今回はその中から特に多いと思われるプレイヤータイプを10種類選び出した。自分や友人を探してみよう。
アイテムコレクター
特徴:断捨離が苦手
よくとる行動:ひとつの惑星でひたすらアイテム収集
宇宙船とエキソスーツのアイテムケースにはそこまで多くのアイテムを貯めておけない。しかし、このタイプは「アイテムの中には重要ではないものもある」という事実を受け入れられず、鉱物や資源を集めるために惑星内を放浪している。
汗水たらしてアイテムを集め続けるこのプレイヤーは先へ進むことができない。煉獄に永遠に留まるそのポケットは無意味なアイテムで膨れているが、本人はその中を整理する気になれない。いつの日か惑星を立ち去ることになるのだが、それは今日ではない。このタイプにとって辛いのはゲームをやめる瞬間だ。その瞬間が来れば、決断を迫られることになる。鉱物を維持すべきか、それとも場所を覚えておいて、あとで戻ってくるべきか? 想像するだけで彼らの体はガタガタと震えてしまう。
逆ギレ野郎
特徴:常に苛立っている
よくとる行動:超高速で惑星間を移動する
『No Man’s Sky』はこのタイプが想像していたようなゲームではなかった。よって、ゲームをまったく楽しむことができず、ひたすら怒りをチャージしているこのタイプにとって、惑星での新発見は火に注がれる油であり、怒りに駆られた彼らはこの宇宙の真実を見過ごしてしまう。
「また毒性の大気の惑星か」と嘆く彼らは、そこに住む生物を見ては「ふざけている」、または「子供じみた」デザインだと罵る。そして、既に2時間ほどプレイをしているが、なぜプレイを続けているのか本人も良く分かっていない。いつの日か、自分が求めていた「楽しさ」を見つけるのかも知れないが、自分が期待していたゲームではなかったことに逆ギレするのを辞めて、このゲームを素直に受け入れるまで、その日は来ないだろう。
星をみる人
特徴:異常な集中力
よくとる行動:軌道周回
このタイプは『No Man’s Sky』のようなゲームをプレイしたことがなかった。よって、行く先々で出会うすべての惑星の姿に心底魅了されることになる。しかし、このタイプは実際に着陸する勇気がないため、その軌道上をひたすら周回し、無限の宇宙の美しさを堪能するだけで終わる。
このタイプがプロシージャル生成される数多の惑星に着陸し、それぞれに住む奇妙な生物に出会えば、新たな魅力を見出して、着陸を怖がることもなくなるだろう。しかし、怖がる彼らに無理強いする必要はない。彼らには宇宙を漂いながら惑星の美しさを楽しんでもらおう。「惑星の数が多すぎて、どれに着陸すれば良いか分からないよ!」 − こんなことを言う人がいるが、迷った時はこのタイプのように星をながめれば良いのだ。
考古学者
特徴:観察力
よくとる行動:ボックスを開ける
『No Man’s Sky』に登場する惑星はそのほとんどが新発見となるわけだが、地表には数多くのスペースデブリが落ちている。着陸エリアにはボックスやコンテナが散在しているのだ。そして、そのようなボックスを調査対象としているのがこのタイプだ。
惑星とそこに住む奇妙な生物の歴史を明らかにするお宝… これこそが、このタイプが欲しているものであり、彼らはボックスの中にこれが入っていることを期待している。新種のエイリアンの言語を解明するような重要なアイテムが見つかれば、彼らはもはや天井知らずの勢いで興奮する。言うまでもなく、彼らのアイテムケースは数々のアイテムで埋まっているが、彼らにとって重要なのはレアな鉱物ではなく、このような秘密めいたボックスだ。このボックスには何が入っているのだろう? ひょっとして… あれか? あの伝説のあれなのか? 彼らはこうしてアイテムを集めていく。
彼らに構うことはない。彼らは彼らで楽しんでいるのだ。
動物学者
特徴:健脚
よくとる行動:生物を求めてどこまでも
『No Man’s Sky』の惑星には奇妙なレゴのよう生物が生活を営んでいる。コオロギのような足、恐竜のような頭、そしてネズミのような体を組み合わせたような生物… このような生物はこのタイプを何よりも興奮させる。
彼らにとって、無限に存在する奇妙な生物をカタログ化することほど魅力的な作業はない。しかし、彼らは常にジムで体を鍛え、万が一に備えているという点は触れておくべきだろう。なぜなら、すべての生物が友好ではないからだ。このタイプが、イタチと恐竜と熊をかけあわせたような生物に餌を与えようとしている(そして見事に逃げられている)姿や、ドラゴンと猫とニワトリをかけあわせたような生物の巣を発見してウサイン・ボルトのような速さで走っている姿を頻繁に見かけるはずだ。
スピードスター
特徴:我慢できない
よくとる行動:実際に姿を見たことがないので不明
『No Man’s Sky』は探索を楽しむゲームであり、そういう意味ではある程度の我慢が必要だ。しかし、このタイプは植物や生物や惑星や宇宙探索に興味はない。彼らの頭の中にあるのは「ゲームクリア」の6文字だけだ。
彼らはこの宇宙に興味がない。誰よりも早くこの宇宙の中心に辿り着ければそれで良いのだ。惑星に立ち寄るのも、ハイパードライブに必要な燃料と資源を集めるためだけだ。そして、目にも留まらぬスピードで宇宙を移動し、こちらが生物を20種類見つける前の段階で既に宇宙の中心に辿り着いている。その集中力はちょっと羨ましい。
“ボケて” くん
特徴:お笑い好き
よくとる行動:見つけたものに名前をつける
『No Man’s Sky』では自分で見つけた惑星、動物、銀河系、生物すべてに命名できるが、このタイプはその作業を心底楽しんでおり、Twitterを使って自分が考えた名前を拡散している。そして、そのすべては皮肉やナンセンスに溢れており、たとえば長い胴体と丸い頭の滑稽なバランスの生物を見つければ、政治家の名前を付けたがる。
そして、ネタに尽きると、今度は友人や自分が嫌いな芸能人などの名前を次から次へと投入していく。ただし、ボケる場合はかなりのセンスが問われることになるので彼らも慎重になる。氷の惑星で必要以上に寒さを感じたいプレイヤーはいないのだ。
植物学者
特徴:献身的
よくとる行動:ペンと紙を持って植物の側に立っている
このゲームの宇宙が広大すぎると思うなら、まずは見つけた植物すべてに名前をつけていこう。もちろん、最初は簡単だ。どの惑星もミートボールがなっているようにしか見えない木や、遠くからでも視認できる巨大な植物などで溢れている。
しかし、このタイプは植物を78%コンプリートしても満足しない。彼らはエキソスーツをアップグレードして水中を泳げるようにして湖の底に潜り、ほんの小さな草を見つけ出す(彼らにとっては意味があるのだ)。自分の愛するものにとことん献身する彼らは、『No Man’s Sky』の中で最もリスペクトされるべき存在と言えるだろう。
戦士
特徴:高い戦闘能力
よくとる行動:常にエンゲージ!
我々が素材集めとエキソスーツのアップグレードをしている間、このタイプはマルチツールのアップグレードを繰り返している。マルチツールを優秀な武器にしながら、グレネードなどもしっかりと備えている。このタイプの宇宙船は要塞化されており、罪なき人々を守るべく銀河から銀河へと旅を続けている。
攻撃を受けている巨大な宇宙船が確認されれば、このタイプはすぐに現場へ向かう。そして、数機沈めるのがやっとな我々に対し、彼らは50機近くを沈めてしまう。よって、彼らは「宇宙の救世主」と呼ばれている。しかし、言うまでもないが、資源を得るために温厚な生物の命を奪うこともある。このタイプは完ぺきな人間などいないが、同時に人としての高みを目指す気持ちを忘れるべきではないということを教えてくれるのだ。
富裕層
特徴:金持ち
よくとる行動:宇宙ステーションにいる
このタイプの頭の中にあるのは「金」だけだ。資源を奪うために惑星を粉々に破壊し、宇宙ステーションに売りつける。このタイプは景気が悪い惑星に無理矢理売りつけることはしない。その代わり、より高値で買い取ってくれる惑星へ移動する。
このタイプが所有する宇宙船のアイテムケースのスロット数は多い。そして、そのエキソスーツは金色に輝いており(本人の頭の中では)、もちろんアイテムケースのスロット数も宇宙船と同じく多い。我々は膨大な数のアイテムを保管できる彼らに密かにジェラシーを感じることになるが、このタイプは大事なのはアイテムではなく金なのだということを知っている。このタイプは『No Man’s Sky』の勝ち組であり、我々は彼らを見習うべきなのだ!(注意:最後の一文はこのタイプのプレイヤーが大金を払って出稿した広告です)