© Kunihisa Kobayashi
ドリフト
【頭文字D vs WRC】遂に実現した夢のドリフトコラボを"7つの数字"で追う
WRC最年少王者のカッレ・ロバンペラと、頭文字Dの主人公・藤原拓海が対決ッ!? 日本ドリフト界のレジェンドらも集結したビッグプロジェクトを様々な数字で振り返る。
01
バトルの舞台
ロケ地となったのは、全長9.8km、ヘアピンから緩やかなカーブまで計69個のカーブを備えたドライビングコース「津軽岩木スカイライン」。標高1625mの青森県最高峰・岩木山 (弘前市) の麓から8合目までを結ぶ有料自動車道だ。
撮影が行われたのは10月中旬。見事な紅葉に見惚れるのも束の間、頂上に近づくにつれて薄くなっていく空気と凍えるような寒さがドライバー、チーム、撮影隊を襲ったのであった...。
02
総撮影時間
プロジェクトの総撮影時間(準備期間+撮影時間)は約120時間。かなり時間に余裕があるように聞こえるが実態は意外とタイト。
撮影隊の準備や、安全確認及び車両整備の時間は必要不可欠。ドリフトのたびに擦り減るタイヤの予備は無限ではないし、ドライバーやロケ地のスケジュールもあるためチャレンジの数は限られている。しかしご存知、山の天気は変わりやすい。突然の雨で撮影が中断になることもしばしば...。
横浜ゴム、CUSCO、HKSによる万全のサポート体制もあり、ドライバーと撮影チームが一丸となって無事撮影を終えることができた。
03
不朽の名車
頭文字Dの主人公・藤原拓海の愛車として爆発的な人気を誇るトヨタ・スプリンタートレノ (AE86型) 、その通称こそが「86(ハチロク)」。
頭文字Dが火付け役となり多くの熱狂的なファンが生まれたこの名車は、生産終了後も人気が高く、その伝説的存在のスピリットを現代に受け継ぐモデルとして、後にトヨタ86、GR86が誕生し、今も多くのドライバーに愛されている。
04
王者の数字
2022年にWRC (世界ラリー選手権)の最年少年間チャンピオンに輝き、2023年に連覇を達成したTOYOTA GAZOO Racingのドライバー、カッレ・ロバンペラのカーナンバーが「69」。
さらに今回の撮影はカッレのカーナンバーと同じ69個のカーブがある「津軽岩木スカイライン」で実施。
この数字は父親がラリークロスで戦った時に使用していた思い出深い数字で、カッレは2022年に世界王者となったものの、チャンピオンナンバーの「1」ではなく、そのまま「69」をシーズン固定ナンバーに選んだ。
05
永久不滅の名作
今回のコラボは、クルママンガの代名詞にして金字塔である『頭文字D』(しげの秀一著)の連載開始30周年を記念し実施された映像プロジェクト。
繊細かつ大胆なドライビングテクニックと手に汗握る熾烈なデッドヒート、そして"公道最速伝説"を追い求めるロマンが詰まったストーリーに、走り屋のみならず全国のクルマ好きが心を掴まれた。
プロのレーシングドライバーからも支持されており、一時社会現象をも巻き起こした『頭文字D』は今も変わらず幅広い世代に愛されている。
06
レジェンド集結
- カッレ・ロバンペラ / Red Bull GR COROLLA
- 金田 義健(CUSCO Racing)/ ニッサン スカイライン R34, CUSCO Racing GR ヤリス
- 増田 利光 / ニッサン180SX
- 松山 北斗(CUSCO Racing)/ トヨタ チェイサー JZX100
- 草場 佑介(CUSCO Racing)/ トヨタ マークII JZX90
- 加藤 渉(Liberty Walk)/ LB-WORKS フェラーリ F40
- Liberty Walkクルー / LB-WORKS ランボルギーニア・ヴェンタドール, LB-WORKS ポルシェ 997
- 織戸 学 / ADVAN GR86
- 藤原 拓海 / トヨタ スプリンタートレノAE86
今回の映像プロジェクトに登場したドライバーは計10名。
WRC王者に輝いた若き天才とハチロクを操る伝説の走り屋に加え、超絶テクニックで知られるレジェンドドライバー及び日本を代表するドリフトレース・ドライバーらがハンドルを握り岩木山の峠を駆け抜けた。
07
最後に・・・
世界No.1に輝いたラリードライバー、カッレ・ロバンペラ vs 日本で1番名高い走り屋、藤原拓海による歴史上で1番豪華な峠最速決定戦が実現。日本で1番有名なクルママンガ『頭文字D』とレッドブルの今回コラボは、1番心に残るモータースポーツプロジェクトとして後世に語り継がれていくはず!
それではぜひ、ここまでお伝えした数字に隠された豆知識&舞台裏を思い出しながら、レッドブル・エナジードリンクを飲みながら"もう1度"今回のスペシャル動画を見返してみてください!!
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