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© Ayako Yamamoto
スケートボード
堀米雄斗がレッドブルと歩む新しい未来!
世界のトップスケーターとして活躍を続ける堀米雄斗(ほりごめ・ゆうと)。彼が新たにレッドブル・アスリートに加わったことで、スケートボードの可能性はさらに広がる。自身のスタイルをさらに追求し、新たなステージへと進む雄斗がこの先思い描くビジョンについて!
Written by Red Bull Japan
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堀米雄斗プロフィールは《こちら
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レッドブルへの加入 ー 決断の理由と期待

“不可能だ”と思われるようなことを一緒に実現したい!
「レッドブルは、ただスケーターをサポートするだけでなく、様々な取り組みでシーンを盛り上げる本当に大きな存在です。『いつかチームに入れたらいいな』と思っていました」
憧れだったブランドに、ついに加入を果たした堀米雄斗。その背景には、彼のスケートボードに対する哲学とチームが持つ価値観の一致があった。
決断を後押ししたのは、チームが生み出す独自のコンテンツや、挑戦的な姿勢。
「彼らは、普通では思いつかないようなプロジェクトにチャレンジしています。例えば、大きな構造物を活用したライディングや、空中にランプを作るような壮大なプロジェクト、スキーの291mジャンプなど。そんな挑戦を続ける姿勢に刺激を受けましたし、自分も“不可能だ”と思われるようなことを一緒に実現できるのではないかと思ったんです」
この契約は単なるスポンサーシップではなく、新たなステージに進むための大きな一歩。世界から注目を集める堀米が、これからどんな映像やプロジェクトを生み出すのか、期待が高まる。
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2025年以降の挑戦 ー 大会と新たな目標

歴史を塗り替える大会と、SOTYに向けた映像制作への挑戦!
堀米雄斗にとって、2025年は新たな目標を見据えた重要な年になる。
「イベントとしては、直近のTAMPA Proが特に重要だと感じています。TAMPAは、スケートの歴史の中でも長く続いている大会で、多くのレジェンドスケーターがキャリアの中で戦ってきた場です。世界中のトッププロたちが集う、スケーターによるスケーターのための大会。ライディングの本質が評価される場所でもあるんです。これまで3連覇を達成した人はまだいないので、挑戦する価値のある大きな目標です」
また、彼が掲げるもう一つの大きな目標が、Skater of the Year(SOTY)の獲得だ。
SOTYは、スケートボード界の権威あるメディア『Thrasher』が毎年決定する年間ベストスケーターのタイトル。これはコンテストのような勝敗ではなく、シーン全体から認められる人物に贈られる最高の栄誉とされている。歴代の受賞者はスケート史に名を刻む存在ばかりで、アジア人としてSOTYを受賞することは前人未到の快挙となる。
「レッドブル・アスリートのJamie FoyもSOTYを受賞していて、彼のようにストリートシーンで確固たる評価を得たスケーターが選ばれる。自分もストリートスケーターとしてSOTYにその名を刻むことができたら、僕のキャリアのハイライトのひとつになることは間違いありません」
堀米は、SOTYを目指すためにも、2025年は映像制作に注力する予定だという。
「インパクトのある新しい映像作品を出さなければいけないという思いがあります。簡単なトリックでも少し変わった形で挑戦して、オリジナルなスタイルを作りたい。単に難しいトリックをメイクすることが大事なのではなくて、いかにかっこよくスケートボードを表現できるかを常に考えています」
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スケートシーンの発展 ー 自身のビジョン

スケートカルチャーを次の世代へ
堀米雄斗は、スケートボードの未来を見据え、新しい表現方法や挑戦に意欲を見せる。
「これまで誰もやったことのないことに挑戦したい。特にスケートボードの可能性を広げるようなプロジェクトに興味があります。このカルチャーは常に進化するもの。スケートボードを通じて、ストーリーや映像演出にもこだわっていきたい」
また、彼はスケートカルチャーがより幅広い人々に受け入れられるための発信も大切にしている。
「映像制作では、日本ならではの文化を取り入れたり、新しい視点でスケートを捉えたりすることを意識しています。例えば、伝統的な建築物との融合や、予想外のロケーションでのライディングなど、これまでになかった試みをしたいですね。そしてそれはレッドブルの最も得意とするところだと思っています」
さらに、日本のスケート環境をより良くするための取り組みにも力を入れている。
「設立に携わったアスリートマネジメント会社“GEM”を通じて、次の世代の人たちを支える活動をしていきたい。シーンが育てばスケート人口も増えます。例えば、スケートショップを立ち上げるなど、この場所に還元できるような活動を実現できたら嬉しいですね」
結果を出し続けながらも、彼は現状に満足しているわけではない。さらなる高みを目指しながら、スケートシーンの発展に貢献し続けることが、彼のこれからの挑戦だ。
レッドブル加入を機に、さらなる飛躍を遂げようとしている堀米雄斗。高みを目指す彼の挑戦はまだ始まったばかり。これからどんな映像が生まれ、どのように影響を与えていくのか。その動向から目が離せない。
   
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堀米雄斗のウエルカム・インタビューは【こちら
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