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全22戦のF1 2022シーズンは史上最大規模を誇り、マシンとレギュレーションも一新されているため、このシーズンが反映されたF1公式ビデオゲーム『F1 22』はフレッシュな印象だ。そこで、現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンのようなF1マシンをドライブしたいプレイヤーに役立つ各種設定方法やモードなどについてまとめてみた。
01
各種アシストを設定する
『F1 22』で実際に走り始める前に、まずは【設定】をチェックしておきたい。なぜなら、今作にはこのメニュー内の【アシスト】にいくつかの変更が加えられているからだ。
『F1 22』で『F1』シリーズデビューを飾る人は、【アシスト】内の様々な設定項目を多いに活用したい。特に《ブレーキアシスト》、《アンチロックブレーキ》、《トラクションコントロール》は、初心者ドライバーにとって大きな助けになるだろう。
しかし、誰もが知っている通り、このようなアシストの助けを借りなければ、その分だけ速く走ることができる。但し、言うまでもなく、マシンをコースアウトさせないだけのドライビングスキルを手に入れておくことが大前提になる。
また、《ERS》と《DRS》のオン・オフも選択できるようになっている。これらをオンにすると、ERS(エネルギー回生システム)とDRS(ドラッグリダクションシステム)が自動で起動するため、ドライビングだけに集中できるようになる。しかし、あまり有用ではないため、早めにオフにした方が良いだろう。
2秒の世界:たった2秒で人間は何ができるだろうか? ほとんど何もできないと考えるのは間違いだ。Red Bull TVの『ヒストリー・オブ・ピットストップ』を視聴すれば分かる通り、F1のピットストップ作業はこのわずかな時間で完了する。
45分
ヒストリー・オブ・ピットストップ
ピットに2秒とどまれば負け――そんな過酷で厳しい現代のレースシーンを裏で支えるピットストップ。その技術を発明した経緯、信念、思想を赤裸々に綴るドキュメンタリー。
02
オンスクリーンディスプレイを調整する
次に【設定】から【オンスクリーンディスプレイ(OSD)】に入り、オンスクリーンディスプレイを調整しよう。ここではドライビング中のディスプレイに表示される項目を変更したり、隠したりできる。
後方からオーバーテイクを仕掛けてくるマシンが視認できる《バーチャルバックミラー》は特に有用だが、色々試してみて自分に合った表示スタイルを見つけよう。
03
カメラを調整する
『F1 22』では【カメラカスタマイズ】も調整しておきたい。どのカメラを選ぶかで調整できる項目が変わってくるが、その中のひとつ、《視界》は興味深い。この数値を0から増やしていけば、カメラがより遠くに置かれるため、自分の左右で起きていることがより明確に理解できるようになる。
また、《カメラの振動》はかなり低めに設定することを推奨したい。必要に応じて《加減速によるカメラの移動》も同じように設定しよう。これらを調整することで、路面状況に関係なくカメラが安定する。路面状況の変化に影響を受けやすいプレイヤーには助けになるはずだ。
04
F2から始める
『F1 22』で楽しめるのはF1だけではない。F2も楽しめる。『F1 22』に収録されているF2は2021シーズン仕様になっている。F1が速すぎると感じているなら、ここから始めるのが良いだろう。
F2マシンはF1マシンよりもトラクションが大きく、F1マシンほどスピードも高くない。全体的にF1マシンよりもドライブしやすくなっている。また、F2はレースもコンパクトにまとまっており、ルールもシンプルだ。
【キャリア】モードでは、F2で1シーズンを送ってからF1にステップアップできるようになっているので、F2でフォーミュラマシンのペースとフィーリングを先に掴んでおこう。
05
タイムトライアルモードで走り込む
『F1 2021』と同じく、レーストラックでのタイムを向上させたいなら【タイムトライアル】モードを推奨したい。このモードではひとりでレーストラックが走れるので、コーナーやブレーキングポイントをプレッシャーなしで確認したり、納得できるまでラップを重ねたりできる。
しかし、ソロラップにも独自のチャレンジが含まれている。ゴーストが表示されるのだ。今作では、自分よりも僅かに速い他のプレイヤーのラップがゴーストとして自分の前方に表示される。このゴーストのブレーキングポイントやラインをなぞりながら走れば、すぐにタイムが良くなるだろう。
06
フリー走行を活用する
【キャリア】モードか【MyTeam】モードの各レースウィークエンドにはフリー走行が用意されているが、このセッションは良い練習になる。『F1 22』ではフリー走行が一新されており、これまで以上に練習時間としての価値が高まっている。
フリー走行のおかげで、『F1 22』はバラエティに富んだ作品になっている。このセッションはただ速く走るだけのものではない。様々なチャレンジをクリアするプログラムが用意されているのだ。
たとえば、《コース順応》ではコーナーに表示されるマークをなぞることで理想のラインを理解することができる。マイアミ・インターナショナル・オートドロームのような新サーキットを学ぶにはパーフェクトだ。
F1ドライバーはどのようにトレーニングを積んでいるのだろうか? Red Bull TVの『Ultimate Gasly』では、フランス人F1ドライバーのピエール・ガスリーが日々のトレーニングルーティンなどについて語っている。
07
『F1 22』上達ヒント集
現実世界のF1マシンのデザインが変更された結果、『F1 22』でのドライビングエクスペリエンスも大きく変更された。そのため、前作からのいくつかの違いを意識しておかなければならない。『F1 22』でより上手く、より速く走るためのヒントを紹介しよう。
- 加速は慎重に:今作のF1マシンは前作よりも簡単に加速するようになっているため、アクセルはより慎重に踏む必要がある。
- アシストは早めにオフ:《アンチロックブレーキ》と《トラクションコントロール》をオンにすれば簡単にF1マシンをドライブできるようになるが、オフよりもスピードが出ないので、できる限り早くオフにするようにしよう。
- ダイナミックレーシングラインもオフ:《ダイナミックレーシングライン》をオンにすると表示される加速と減速のタイミングを示す色付きのレーシングラインは便利に思えるかもしれないが、現実のドライビングとは異なるのでそこまで便利ではない。こちらも早めにオフにしよう(可能なら最初からオフにしよう)。
- マシンの設定:今作にはマシンの設定プリセットが5種類用意されているので、これらをガイドラインとして活用しながら、徐々に各コンポーネントを自分好みに調整していこう。
- ハンコン vs. パッド:ハンコン(ハンドルコントローラー / ステアリングコントローラー)の方が有利というのは本当なのか? 答えはイエスだが、一部のサーキットではほとんど差がない。基本的には通常のゲームパッドでも十分走れるようになっている。
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