カイ・レニー
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サーフィン
【カイ・レニー】万能の証明
ウォーターマンの本質とは? 浮きさえすれば、どんな物を使っても波を乗りこなせるサーファーにインタビュー。
Written by Josh T. Saunders
読み終わるまで:3分Published on
カイ・レニーは「水上歩行」という言葉を、キリストの逸話のレベルにまで高めている。このマウイのサーファーは、あらゆる水上競技でその名声を轟かせてきた。最新プロジェクトでは、彼が達成してきた偉業を連ねる長いリストに新たな項目が加わる。パドルサーフィン、トウインサーフィン、カイトサーフィン、ウインドサーフィン、ジェットサーフィン、さらには海面から3フィート(約1m)の高さで、ハイドロフォイルSUP(スタンドアップパドル)までやってのけることになっている。レニーにとっては、どれもが日課のようなものだ。
上記動画のハイドロフォイルを使った芸術的なパフォーマンスは、何年にも渡る研究の成果。海上と海中で渦巻くエネルギーを、深く情熱的に理解していないと不可能な芸当だ。
海の男が海に入るのに、特別な理由はいらない。
カイ・レニー
これだけでも驚くべき偉業である。しかし、レニーのウォーターマンとしての経歴には他にも数多くの実績があるというのが、凄まじいところだ。下記動画では、エル・ニーニョによる異常なサイズのうねりが押し寄せている間の、レニーのライディングをチェックできる。1シーズン分の価値があるパフォーマンスを存分に味わおう。

カイ・レニー、エル・ニーニョの冬:

様々なマリンスポーツに取り組む理由を、レニーは詳しく語った。「パドルボードはトウインサーフィンに、カイトサーフィンはウインドサーフィンに、それぞれ学んだことを活かせるんだ。スタンドアップパドルで学んだことは、ビッグウェーブに乗る時にね。僕のサーフィンには、あらゆる経験が活かされていると思う」
レニーは続ける。「マリンスポーツなら何でも最高のレベルでこなしてこその海の男だ。たとえ波が大きくても、風が強くても、波がなくても、風が不利な状況でも、水の上でも水の中でも……僕は様々なスポーツで得た経験を互いに応用させるんだ。サーフィンで得られるそういう感覚を常に追い求めていると、状況や道具が違っても対処できるってだけさ」

カイ・レニーによる、ジョーズでのジェットサーフィン:

そこに波がある限り、カイ・レニーがサーフィンをしている可能性は高い。何を使ってその波に乗っているかは、レニーのみぞ知る、といったところだろう。
◆Information
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幼少期から波・風・海を我がものにしてきたマルチウォーターマン

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