ヤバイTシャツ屋さん
© 岡崎体育
ミュージック

ヤバイTシャツ屋さんに岡崎体育が突撃取材⚡️—ヤバT VS 岡崎 誰が革命を起こすのか!?

真のライバル同士の“音楽”のぶつかり合い =「Red Bull SoundClash」を目前にひかえ、お互いがインタビュアーになってお互いを取材し合う、いわば“好奇心”のぶつかり合い企画を敢行。ヤバTは岡崎に、岡崎はヤバTに、いま、何を訊く?(※写真も本人たちがお互いに撮影)
Written by Red Bull SoundClash
読み終わるまで:11分Published on
Red Bull SoundClash 2022

Red Bull SoundClash 2022

© Red Bull

なんで俺を公式ライバルにしようと思ったの?
岡崎体育
前代未聞の音楽対決「Red Bull SoundClash」がついに日本上陸。激突するのは、ヤバイTシャツ屋さんと岡崎体育だ。
この2組は、ほぼ同時にメジャーデビューして以来、その独特な個性が音楽以外の領域でも如何なく発揮され、互いに音楽を超えて、表現者として共鳴し合う存在となった。
ヤバイTにインタビューする岡崎体育(?)

ヤバイTにインタビューする岡崎体育(?)

© Suguru Saito

ここではヤバイTシャツ屋さんと岡崎体育がライバルの心の中をより深く知るためのインタビューを敢行。
今回は岡崎体育が、自身を公式ライバル認定する理由から2022年4月に控えるツーマンライブへの意気込みまで、様々な質問をヤバイTシャツ屋さんにぶつけた。
01

岡崎体育→ヤバTにインタビュー ——満を持して、ついに“対バン”する時がきた!

岡崎体育

岡崎体育

© Suguru Saito

岡崎体育:じゃ、はじめよか。ヤバTが「岡崎体育が公式ライバルです」って言ってるのよく小耳に挟むけど、なんで俺を公式ライバルにしようと思ったの?
こやまたくや:僕らってほとんど同じタイミングでメジャーデビューしてるし、その頃って"AKBと乃木坂が公式ライバル"みたいな感じでメディアも打ち出していたじゃないですか? そういう関係性っていいなって思っていたんですよ。
しばたありぼぼ:切磋琢磨している感じがしますしね。
岡崎:確かに。俺ら自主制作盤で活動していた頃からずっと一緒にやってきたもんな。
こやま:僕らの方が体育くんよりメジャーデビューがちょっと遅かったんで立ち位置的には"乃木坂"なんですけどね。
岡崎:でも、俺の公式ライバルはビジュアル的に斎藤工さんやけどな。
こやま&ありぼぼ:生き方のスタンスとかじゃなくて?
岡崎:生き方のスタンスはちょっと違うかな。俺、白黒の写真とか撮ったりしないし。
ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

© Suguru Saito

もりもりもと:じゃあ、ヤバTのことは相手にしていないってことなんですか?
岡崎:お前らには悪いけど相手にしてないかな。でも、公式ライバルってどうあるべきなん?
こやま:公式ライバルとは、お互いにいい感じに利用しあうことでお互いが良い位置に行ける。そういう関係ですね。
岡崎:ただ、俺らって今まで一回も対バンしたことないよな。
こやま:そうなんですよ。だから、今回の企画でついに初のツーマンライブが実現するんですよ!
もりもと:ただ、これまでは逆にあえてやってこなかった部分もありますよね。
岡崎:そうそう。ここぞという時まで一緒にやるのは取っておこうと思ってたし。でも、今回はまさしくその時が来た感じよね。
…というわけで今後も、我々2組、公式ライバルとしてやっていきたいと思います。
ヤバT一同:えっ、もうまとめに入ってない? 早くない? 他に聞きたいことないの?
岡崎体育

岡崎体育

© Suguru Saito

02

インタビュアー岡崎体育、メンタル面を指摘される!

岡崎:じゃあ聞くけど、“持つべくして色々な才能を持っている”岡崎体育にあって、ヤバTにないものって何やと思う?
こやま:なんか引っかかる聞き方やし……でも、僕らにはなくて体育さんにあるものって、「タレント性」かな。それは僕らがいつも出したくても出せへん部分やし。
岡崎:そんなことないやろ? ヤバTはテレビとかラジオの番組も持ってるやん。
こやま:でも、僕らはまだ"バンドマンですから"みたいなスタンスから抜け出せてないんですよね。その反面、体育くんはちゃんとシンガーソングライターとしての顔を見せつつ、タレントや役者もできているからすごいと思う。
ありぼぼ:体育さんはそういう意味では柔軟性がありますよね。
岡崎:そんな風に言われるとこっちが恥ずかしくなってくるな。ただ、俺は傲慢なところもあるし、そういうところは自分でもあかんなって思ってるんやけど、ヤバTから見て、今後岡崎体育に直してほしいところってある?
もりもと:岡崎さんって、たまにSNSがヒヤヒヤすることありますよね。メンタルブレイクしてる瞬間があるというか、自分から攻めたのに自ら弱っていくみたいな。
ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

© Suguru Saito

岡崎:それ、俺めっちゃダサいやん!
ありぼぼ:最終的にはいつも自分で収拾をつけているけど、見ている側からするとその経過の時が一番緊張するし、大丈夫かなって思ってしまう。
岡崎:そういうのってどうやって直すのかアドバイスしてほしいねんけど。
ありぼぼ:別にそのままでいいと思いますけどね。そういうところが人間臭くて好きって言っている人もいるし、かわいいなと思うし。
もりもと:あと、現場でそんなに仲良くないスタッフさんを急にいじり始めるクセも直した方がいいかな。「岡崎体育、なんやねんあいつ!」って思うスタッフさんもいるだろうし、なにより一緒にその場にいたら僕らも巻き込まれる可能性あるから。
ありぼぼ:ただ、それって私たちにはない体育さんの強みでもあるよね。
岡崎:その場の空気が良くなるか、悪くなるかのどっちかやから、ある種賭けやねんな〜。今後はやめるわ。
こやま:別にやめんでも...。
岡崎:でも、やめてほしいんやろ?
もりもと:なんか若干めんどくさいな。笑
岡崎体育

岡崎体育

© Suguru Saito

03

岡崎体育の魅力って、なんだ!

岡崎:じゃあ次の質問。今後も岡崎体育に貫いて欲しいことは、どんなこと?
こやま:やっぱり体育くんは柔軟であることが魅力やから、これからも柔軟であることを貫いてほしいかな。
岡崎:ヤバTは30代目前になった今、自分たちの考え方の柔軟性の面では20代半ばの頃とは変わったと思う?
こやま:どうなんでしょうね? 逆に体育くんからはどう見えますか?
岡崎:昔に比べたら無茶ぶりとかにもすごく対応できるようになったと思う。
こやま:それって難しいですよね。自分たちからすればずっと尖っていたいけど、でもどこかで丸くならないとダメみたいな風潮もあるし。
こやまたくや

こやまたくや

© Suguru Saito

岡崎:でも、ヤバTって世間からするとすごく真面目で3枚目キャラやし、そもそも尖っていると思われてないから。まあ、裏では確かに俺もお前らも他の人の悪口ばっかり言ってるけど。笑
こやま:あかんやん。そこはお互い直していきましょう!
岡崎:そうやな。じゃあ、次の質問いくけど、これまで岡崎体育の曲で最も衝撃を受けたのはどの曲?
ありぼぼ:一番衝撃を受けたのは「okazaki child management」かな。ライブで見た時、ほんまに衝撃的でした。
岡崎:ああ、子供番組のパロディでメジャーでリリースしてない曲ね。
ありぼぼ:あの曲って何かいっぱい言葉をしゃべってるけど、お面で口を隠してますよね? それにすごく衝撃を受けたというか、そういうやり口があったのかと思いました。
岡崎:セリフばっかりの曲やねんけど、それが覚えられなかったから、リップシンクもできひんし、ライブでもできひん。どうしようかと考えて、お面をつけるという形にした。ある意味では横着。抜け道を編み出した曲やね。
ありぼぼ:その流れでいうと途中で歌詞を忘れる「Voice Of Heart」も衝撃的でした。あの感じも他の人には真似できない体育さんならではの切り口やし。
しばたありぼぼ

しばたありぼぼ

© Suguru Saito

こやま:僕は「FRIENDS」かな。初披露のときに多分見たと思うんですけど、面白すぎて衝撃的でしたね。
ありぼぼ:「FRIENDS」でいえば、昔、ミナホ(MINAMI WHEEL)で初代てっくん(岡崎体育のステージ上での唯一の友人であるペンギンのぬいぐるみ)が卒業するライブがあったじゃないですか? 私、初代てっくんに思い入れがあったからその時に泣いてしまったんですよ。
岡崎:俺がハードオフで500円で買ったペンギンのぬいぐるみが、メジャーデビューが決まって、大人の事情で使えなくなったから手作りのものに変わったタイミングな。
こやま:あれは確かに泣けましたね。
もりもと:最近の曲だと僕は「PTA」に衝撃を受けました。あのテイストの歌詞(PTAの役員同士の不倫の歌)を岡崎さんが書くのは意外でした。比喩の巧さというか、言葉選びのセンスを感じたし、多分、ヤバTはあんな感じで不倫の歌を書くことはできないですよ。
岡崎:そう言われると嬉しいなぁ。ありがとう。はい、では次の質問。
こやま:ほんまにありがとうって思ってる?
04

別に岡崎体育じゃなくてもよかったこと!?

岡崎:ヤバTのみんなは俺が音楽以外に俳優やったり、テレビに出たりすることについては、実際どう思ってる?
こやま:体育くんのマルチっぷりが際立つし、何でもできるところはほんまにすごいと思う。そういう意味では今、音楽業界でマルチに活躍しているのって、星野源さんか体育くんみたいなところありますよね。
ありぼぼ:被ってると取り合いになっちゃうけど、2人ともキャラ被りしていないところがいいですよね。
岡崎:そうやな。俺的にはミュージシャンは「絶対に一生ミュージシャンだけをやります」というスタンスじゃなくてもいいと思う。お金を稼いで大きな家を建てるというのが自分の中でのひとつの夢やし。
だから、色々なオファーが来ることはありがたいし、自分に来た仕事はなるべく受けるようにしているけど、そういう想いがあるからこそ、柔軟に考えることができてきたと思う。
ありぼぼ:体育さんだとそういうスタンスでやっていても変な感じに見えませんよね。
岡崎:それは俺のキャラクターに関係があると思う。デビューしたタイミングで三枚目のコメディ路線だったし、そこが功を奏した思う。
でも、どうですか? 俳優とか色々やって、"女性にもモテる岡崎体育"は?
ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

© Suguru Saito

ありぼぼ:別に体育さんじゃなくても、もりもとがやっても良かった役もあると思いましたけどね。
岡崎:俺にしかできひん役しかないし!
こやま:『おはスタ』とか、もりもとでもよくない?
岡崎:なんでやねん! 朝からもりもとみたいなロン毛見たら子供は泣くって!
ありぼぼ:やっぱり体育さんやと見慣れてしまっていることもあって、もはや新鮮味がないんですよ。絶対に朝からロン毛の方が需要がある!
もりもと:岡崎さんじゃ朝番組に革命は起きないです!
岡崎:それは言い過ぎやろ。
ただ俺も今、言われて「なるほど」って思ったから、これで今夜の俺のSNSは絶対ヤバイことになる...。
ありぼぼ:ヤバイこと書いてしまうから、みんなやめてあげて!
こやま:あ、体育くんが弱っていく...。
岡崎:もうやめよかな...。
ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

© Suguru Saito

ヤバT×岡崎体育、激突によって生まれるものとは!

岡崎:せっかくのRed Bull SoundClashということなんで、気を取り直してそのことも聞くわ。今回、本番への序章として岡崎体育とヤバTでコラボ曲もつくったけど、どうだった?
こやま:体育くんと音楽を共作するのはこれが初めてだったし、どういう風に曲作りやレコーディングを進めていくのかについては前から興味がありました。だから、今回それを一緒にできて勉強にもなって良かったです。。
ありぼぼ:でも、体育さんにはこれまでにいっぱいヤバTの曲をリミックスしてもらってきたから、今回はその音と自分たちのバンドサウンドがどんな感じで一緒になるのかは楽しみでしたね。
もりもと:僕ら3人だけではできないことってやっぱりある。だから、そういうことを今回一緒にできたらいいなと思っていました。結果的に自分たちの想像を超えるアイディアを岡崎さんからたくさんもらえた気がするし、僕らもすごく成長ができたと思います。
岡崎:なるほどな。よくわかったわ。では、ここで最後に来年のRed Bull SoundClash本番への意気込みをお願いします。
こやま:今回は本当にお互いの音楽がぶつかりあう"サウンドクラッシュ"で、僕らにとっても初のツーマンライブです。お互いのファンが来てくれると思うし、とにかくみんなが楽しめるような良いライブにしたいですね。
だけど、戦いはしっかりやるからには勝ちたいです。なにしろこっちは3人やし、楽器の数も多いから数の暴力で勝ちたい!
岡崎:でも、事務所の人数ではうちは800人もいるし、負かすのはおまえら3人だけでいいんやったら絶対負けへんぞ!
ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

ヤバイTシャツ屋さん × 岡崎体育

© Suguru Saito

こやま:確かに事務所の規模感ではめちゃくちゃ負けてるけど…。
岡崎:負けた方の事務所が潰れるくらいの感じでやりたいよなぁ!
こやま:怖すぎるやろ。
もりもと:数の暴力…よくないです。
一同:(笑)
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