国立衛生研究所の研究グループが、どのスポーツ(及びワークアウト)がどれだけのカロリーを消費するのかについてまとめた研究論文を発表したが、その中にはいくつかの驚くべき結果が含まれていた。
今回は、カロリー消費量が多いスポーツ(およびワークアウト)を20位から1位まで紹介していく。カロリー消費量は体重90kgの成人が1時間に消費するおおよその量となっている(実際のカロリー消費量は体格・性別・年齢などの条件によって異なる)。
前述した研究論文『Compendium of Physical Activities』の主筆を担当したバーバラ・エインズワースは、ランキング上位の特徴として「呼吸回数を増やし、腕と脚をリズミカルに動かし、大量の発汗を促すもの」と説明している。それでは早速チェックしていこう!
20位:ウォーターエアロビクス
"ウォーターロビクス" や "アクアフィット" などの名称でも知られるこのワークアウトは、水中でザブザブと跳ね回るだけではない。水中では抵抗が増えるため、1時間で約501カロリーを消費できる。
19位:低速~中速の水泳
低速~中速の水泳を1時間行えば、約528カロリーを消費できる。
18位:ハイキング
今すぐトレッキングシューズを履いて出掛けよう。1時間のハイキングでは約546カロリーを消費できるのだ。最大限の効果を得るためには上り坂が多いルートを選ぼう。より多くのカロリー消費が期待できる。
17位:水上スキー
水上スキーはボートに牽かれているだけのように見えるスポーツだが、実際はかなりハードで、上半身と下半身をバランス良く鍛えることができる上に体幹にも効果的だ。水上スキーを1時間楽しめば、最大約546カロリーを消費できる。
16位:ローイングマシーン
水がどうも苦手だという人は、ローイングマシーンを試してみよう。水に濡れることなく1時間で水上スキーと同じ約546カロリーを消費できる。
15位:クロスカントリースキー
本気でカロリーを消費したいなら、アルペンスキーではなくフラットな地形を滑るクロスカントリースキーを選ぼう。このスポーツは大量の発汗を促すため、1時間で約619カロリーを消費できる。
14位:バックパックを背負ったハイキング
重いバックパックを背負ったハイキングは、1時間で約637カロリーを消費できる。次に出掛ける時は、バックパックをパンパンにして出かけよう。
13位:アイススケート
フィギュアスケーターは1時間のアイススケートで約637カロリーを消費できることを知っているのだろう…。
12位:ラケットボール
スカッシュに似たラケットボールは、高い壁に向けて中空のゴムボールを打ち合って得点を競うスポーツだ。大量の発汗を促すため、1時間で約637カロリーを消費できる。
11位:ハイインパクト・エアロビクス
今すぐレオタードをクローゼットから引っ張り出そう! 激しく脚を動かし心拍数を高めるこのワークアウトなら、1時間で約664カロリーを消費できる。
10位:ローラーブレード
人気絶頂だった1990年代ほどメジャーではなくなってしまったローラーブレードだが、サイクリングやスケートボードと同レベルの優秀な有酸素運動だ。持久力と筋肉協調を促すこのスポーツは、1時間に約683カロリーを消費できる。
9位:バスケットボール
ドリブル、パス、スラムダンクなど、様々な動きが要求されるバスケットボールはハードなスポーツで、1時間に約728カロリーを消費できる。
8位:テニス
テニスのシングルスを1時間楽しめば、バスケットボールと同レベルの約728カロリーを消費できる。
7位:フラッグフットボール
アメフトから派生したこのスポーツはタグラグビーと同じで、対戦相手の腰に着けられたフラッグを取ればタックルとしてカウントされる。1時間で約728カロリーを消費できる。
6位:ランニング(時速8km)
ランニングファンには朗報だ。時速約8km(ペース:7分30秒)で走れば1時間で約755カロリーを消費できる。
5位:階段のランニング
階段を上がる(もしくはステップマシンを使用した)ランニングを1時間連続でこなせるなら、約819カロリーを消費できる。
4位:高速の水泳
より効果的にカロリーを消費したいなら、高速の水泳がオススメだ。1時間で約892カロリーを消費できる。
3位:テコンドー
今回のリストの中で対戦性が高いスポーツのテコンドーは、蹴り、防御、打撃を同時に行う格闘技だ。1時間のセッションで約937カロリーを消費できる。
1位タイ:縄跳び
今回のリストで同率1位に輝いたスポーツは縄跳びだ。全身を激しく動かすこのスポーツは1時間で約1,074カロリーを消費できる。
1位タイ:ランニング(時速13km)
やはりランニングは効果的だ。時速約13km(ペース:4分36秒)で走れば1時間で約1,074カロリーを消費できる。
ただし、心拍数を抑えて有酸素運動を維持することが重要だ。初心者は無理をしないで、スローペースで長時間走ることを意識しよう。
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