先日、角田とローソンはテキサスへ向かってNASCARドライバーのシェーン・バン・ギスバーゲンとコナー・ジリッシュの元を訪れ、ストックカーのドライビングに挑戦した。
ビザ・キャッシュアップRBのコンビはF1レースでトップスピードを出すことに慣れているが、今回の挑戦では、彼らがこれまでF1マシンで学んできたすべてを一度忘れ去り、ストックカーのドライビングを学び直す必要があった。
ありがたいことに、バン・ギスバーゲンとジリッシュが指南役を買って出てくれた。バン・ギスバーゲンはオーストラリア・スーパーカー・チャンピオンに3回輝いたあとNASCARカップ・シリーズへ転向したドライバーで、2024年にはアラバマ州タラディーガで時速199.438マイルを叩き出して近年のカップ・シリーズ最高速度記録を塗り替えた。
一方、ジリッシュはノースカロラナ州出身の米国人で、ジュニアカート選手権やデイトナ24時間など様々なレースで優勝や好成績を残してきた。2024年はNASCAR エクスフィニティ・シリーズに初出場し、ワトキンズ・グレン・インターナショナルでのデビュー戦で優勝。シリーズ史上2番目に若いレースウィナーとなった(18歳)。
F1マシンとストックカーのドライビングの違いは、重量と路面だけではない。米国生まれのこのユニークなレースマシンを扱うためにはユニークな調整が必要になる。第一に、オーバルコースを効率良く周回できるようにするために、ストックカーにはホイール4本のうち3本にしかブレーキが装着されていない。
バン・ギスバーゲンは2人に「ブレーキングを活用して、マシンをコーナーへ向かわせよう。ステアリングよりもブレーキとスロットルを使ってマシンの方向をコントロールするんだ」とアドバイスを送っていた。
NASCARで活躍するトップドライバー2人は、角田とローソンにマシンのポジショニングとコーナーでスピードを維持する方法について積極的にアドバイスを送り、角田とローソンがV8エンジンを積んだ500馬力のストックカーでの計時予選と決勝で快適にドライビングできるようにした。2人は3ラップを計時したあと、決勝に臨んだ。
角田とローソンのどちらがストックカー対決を制したのだろうか? 結果はページ最上部の動画をチェック!