alexis seen during Day 2 of Red Bull Instalock at the Red Bull Gaming Sphere, London, United Kingdom on April 21, 2024.
© Mark Roe/Red Bull Content Pool
Gaming

『VALORANT』:初心者用上達アドバイス 7選

eスポーツFPSタイトルとして高い人気を誇る『VALORANT』で世界最強クラスを目指すために役立つアドバイスを厳選して紹介!
Written by Kieran Smith
読み終わるまで:9分Published on
世界中のゲーマーたちのハートを鷲掴んでいる『VALORANT』は、戦術的なゲームプレイ、正確な射撃、戦略的なチームプレイを特徴としており、プレイヤーのスキルと頭脳の真のテストとなる。
そのため、新規プレイヤーあるいはベテランプレイヤーを問わず、『VALORANT』で高みを目指すことを目標に据えれば、様々な課題と栄光、そして無数の成長機会に満ちたひとつの大きな旅が待っている。
このような特徴を備えているこのゲームで自分を成長させる方法について考えたことがあるなら、本ガイドはひとつの参考になるだろう。本ガイドでは、『VALORANT』の上達方法に留まらず、このゲームを完全支配するのに必要な条件を深掘りしていく。以下のレベルアップに役立つ7つのアドバイスにまとめたので、参考にして『VALORANT』のトッププレイヤーとしてシーンに爪痕を残してみよう!
01

正しい設定にする

感度以外に正しく設定するべきなのがクロスヘアだ。『VALORANT』では、クラシックなタイプから四角、あるいはスマイリーフェイスまで、クロスヘアに様々な選択肢が用意されている。
サウンドの設定も重要だ。ゲームを始めるとすぐに、エージェントたちが異なるフレーズを使用していることに気付くはずだ。ラウンド開始時は特にだが、その一部はゲームプレイとは無関係なので、オフにする方が良いのではないかと思う人も少なくないだろう。
しかし、必ずオンにしておくべき項目がある。それは「ゲームプレイ」(オーディオ → ボイスオーバー)だ。これをオンにしておくと、エージェントの重要なセリフが聞こえるようになる。たとえば、【スカイ】が《ガイディングライト》でフラッシュすると、「見えないでしょ」というボイスを発するが、このボイスが聞こえないときはフラッシュできていないことを意味する。
『VALORANT』は練習した分だけ上達できるゲーム

『VALORANT』は練習した分だけ上達できるゲーム

© Riot Games

また、「死体を表示する」(一般 → その他)をオフにしておくのも便利だ。キルされたエージェントはかなり大きいので、投げ物が見えなくなってしまったり、混乱して反応が遅れたりする。
キーボードは自分が快適に操作できるように調整しよう(操作)。アビリティのデフォルト設定は全員にフィットするわけではないので、時間を掛けてキーボードを設定するのはグッドアイディアだ。また、キーボードの言語を頻繁に変更する場合は、2つの異なるキーを割り当てることを推奨したい。
さらに、ミニマップのカスタマイズも忘れないようにしよう(一般 → マップ)。必要な情報を取得しつつ、戦況を把握できるようにしたい。ミニマップはサイズやズームなどが調整できるようになっている。ミニマップがあれば、チームメイトだけではなく敵の位置も把握できる上に、アビリティが発動された場所も確認できる。
解像度やグラフィックの設定は、自分のゲーミング環境次第だ。自分に合う設定、自分のPCの性能に適した設定を試してみよう。しかしながら、FPS制限は必ずオフにし、FPSを高めたいなら、以下のようにグラフィック品質を下げてみよう。

グラフィック品質 設定項目

マルチスレッドレンダリング

オン

マテリアル

テクスチャー

ディテール

UI

ビネット

オフ

VSync

オフ

アンチエイリアス

なし / MSAA 2x

異方性フィルタリング

1x

明瞭度を上げる

オフ

[ベータ] シャープネスの動的補正

オフ

ブルーム

オン / オフ(FPSには大きく影響しない)

ディストーション

オフ

キャストシャドウ

オフ

最後は、敵のハイライトカラー(一般 → アクセシビリティ)の確認だ。ここで敵のレンダリングカラーを指定できる(デフォルトはレッドで、イエローとパープルもある)。自分が気付きやすい色に設定しておくのが良いだろう。
また、データも確認して、PCのパフォーマンスや接続状況についての情報をすぐに見つけられるようにしておこう。ゲーム中に表示させたいデータを選択することもできる。興味がない人は、オフに設定すればプレイ中の邪魔にならない。
02

エイムを上達させる

『VALORANT』では高精度のエイムが必須で、勝敗を分ける要因になりえる。アビリティも重要だが、やはりエイムがこのゲームの基本だ。エイムを高めるためにはいくつかの方法が存在する。
“射撃訓練” はエイム練習に最適

“射撃訓練” はエイム練習に最適

© Riot Games

プラクティスモードに入れば、いくつかの選択肢が用意されているが、射撃テスト場がエイムの練習には最適だ。ここでは、ボット相手の射撃やジェットのアルティメットのエイム練習などができる他、ボットの出現スピードや感度の調整もできる。
『VALORANT』の世界大会

『VALORANT』の世界大会

© Sulejman Omerbasic / Red Bull Content Pool

ボット相手が簡単すぎるなら、デスマッチを選ぶのが良いだろう。ここでは、クラシックなマップで他のプレイヤーたちと対戦する。マッチ前のウォームアップ的な位置づけとなっているこのモードでは、アビリティは使用できず、射撃しかできない。また何回でもリスポーンできる
また、外部の『Aimlabs』(旧称『Aim Lab』)を使用するのも良いだろう。これはSteamからダウンロードできる。これは『VALORANT』とは直接的な関係はないが、VALORANT VCTの公式トレーニングパートナーであり、1万2,000以上のトレーニングオプションが用意されている。もちろん、個人の好みに合わせて、そこからエイムスキルを上達させていけるようになっている。
mimiを含むG2 Gozenの『Aimlabs』動画をチェック!
03

コミュニケーションを取る

『VALORANT』はチームゲームなので、チームメイトたちとの連携が重要だ。ボイスチャットPINGを使って情報の伝達、作戦の立案、敵の位置情報の共有などを徹底しよう。沈黙はNGだ。会話を続けていけば、簡単に上達できるようになるだろう。
『VALORANT』ではチームワークが重要なので、コミュニケーションが欠かせない

『VALORANT』ではチームワークが重要なので、コミュニケーションが欠かせない

© Mark Roe/Red Bull Content Pool

コミュニケーションはチームがエージェントを選択するロビーから始まる。5人全員が特定の適切なチーム編成に同意し、自分が得意なエージェントだけに拘るプレイヤーがいない状況がベストだ。仲の良い友人同士でチームを組んでいない限り、得意なエージェントをすぐに選び、そのエージェントに拘り続けるプレイヤーは、チームコミュニケーションにおける最初の問題になるだろう。
コールされる用語を理解し、それを使うタイミングを理解しておくことも非常に重要だ。FPSタイトルが未経験なら、このような用語を理解するのは簡単ではないので、こちらの記事を参考にしてもらいたい。
04

マップを正しく学ぶ

本気で勝利したいなら、緻密に構成されている『VALORANT』のすべてのマップを完全に記憶できるまで学習する必要がある。コールアウト、使用頻度が高いルートやエリア、高所などを学べば、スキルを高めることなく自分のプレイをレベルアップさせることができる。
大半のマップでは、ミッド、Aサイト、Bサイト、ディフェンダースポーン(CTスポーン)、アタッカースポーン(Tスポーン)などの基本的な共通用語が使用されている。
マップを完全に覚えよう

マップを完全に覚えよう

© Barış Acarlı/Red Bull Content Pool

しかし、現実を言えば、すべてのマップで基本以上を学び、チームメイトたちに敵の位置についての100%正確な情報を提供できるようになる必要がある。マップ内には周辺環境から名付けられている場所もあるので、これらは直感で理解できるはずだ。たとえば、[バインド]では、花が咲いているエリアを「ガーデン」と呼んでいる。
最初は、基本的な位置情報が多く含まれているマップを開く(デフォルトではM)ことが大きな助けになるだろう。マップ上で敵の正確な位置をマーキングできるPINGも忘れずに使用するようにしよう。
05

エージェントをマスターする

『VALORANT』では最初からすべてのエージェントを使用することはできない。初期に使用できるのは【ブリムストーン】【ジェット】【フェニックス】【ソーヴァ】【セージ】だけだ。これらはどれも比較的シンプルなエージェントで、アビリティも複雑ではない。
エージェントたちはイニシエーターデュエリストセンチネルコントローラーという4種類のロールに振り分けられているので、すべてを試して自分のプレイスタイルに合うものを選択しよう。
『VALORANT』のエージェント

『VALORANT』のエージェント

© Riot Games

基本的に『VALORANT』のエージェントの操作は難しくないが、トレーニングとスキルが必要なエージェントも存在する。デュエリストなら【ジェット】よりも【フェニックス】の方が少し簡単だが、同じデュエリストの【ヨル】と比べるとどちらも非常にシンプルだ。
【ヨル】はテレポートとフラッシュを備えているが、これらは使用する方法を間違えればキルに繋がってしまうので、マッチ前にある程度練習を重ねておく必要がある。
そこで、プラクティスカスタムモードで各エージェントのアビリティを練習しておくことを推奨する。各エージェントの特徴が理解できれば、自分に最適なエージェントが見えてくるだろう。
06

最強から学ぶ

最初はとにかくプレイを重ねるしかない。ゲームがどのように機能しているのかを学び、エージェントの移動や射撃方法、さらにはエージェントとマップの特徴も学ぶ必要があるが、根気よく続けていけば、基本を理解してランクも上がっていくだろう。
しかし、その先で停滞を感じる可能性がある。そのようなときは、単純に敵が強いから負けているのか、それとも自分たちのチームプレイやエージェントのスキルが邪魔になって負けているのかを理解しなければならない。
【Red Bull Home Ground】のようなトーナメントはトップレベルから学ぶチャンスになる

【Red Bull Home Ground】のようなトーナメントはトップレベルから学ぶチャンスになる

© Tom Doms/Red Bull Content Pool

いずれにせよ、個人練習以外で最も優れている学習方法は、【Red Bull Home Ground】のような世界トップレベルのチームとプレイヤーたちが集まるトーナメントを視聴して、彼らから学ぶことだ。
【Red Bull Home Ground 2023 World Final】のハイライトを視聴して、世界最強クラスのプレイをチェック!
自分を信じる必要がありますが、批判を受け容れて、そこから学ぶ必要もあります。ミスから学べればより優れたプレイヤーになれるのです
07

ポジティブな姿勢を保つ

どんな状況でも、もちろん『VALORANT』でも、「ポジティブな姿勢を保つ」というのは素晴らしいアイディアだ。マッチで好結果が得られなくても落ち込む必要はない。集中し続ければ成功が手に入る。
今回紹介したアドバイスを参考にすれば、成功への強力な基盤が手に入るだろう。いつの日か、eスポーツシーンに到達できるかもしれない。しかし、そこまでの道のりは長いことを理解しておく必要がある。練習チームワーク、そしてオープンマインドが『VALORANT』トッププレイヤーになるための必須条件だ。グッドラック!
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