VALORANT Phantom and Vandal
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『VALORANT』ライフル考:ファントムとヴァンダルを比較する

ライフルはファントムとヴァンダルのどちらが良いのだろうか? リリースから今まで続いている議論に結論を出すべく両武器を比較してみた。
Written by By Akshon Esports & Jeff Yabumoto
読み終わるまで:5分Published on
『VALORANT』では、通常のマッチで最初の数ラウンドが終わるとライフルを使い始める。2023年10月現在、『VALORANT』には《ブルドッグ》、《ガーディアン》、《ファントム》、《ヴァンダル》という4種類のライフルが存在するが、重要なのは《ファントム》《ヴァンダル》だけだ。
もちろん、《ブルドッグ》と《ガーディアン》も使えるが、この2つは基本的にエコノミーが苦しいときの選択肢だ。ライフルラウンドでは多くのプレイヤーが《ファントム》か《ヴァンダル》を選んでいる。
この2つのライフルはプレイスタイルとダメージが非常に似ており、コストも同じ2,900クレジットだ。では、ここまで似ている2つのどちらをどのように選べば良いのだろうか? 以下に《ファントム》と《ヴァンダル》の違いを紹介しよう。
01

レンジ

最初はダメージとレンジからだ。ライフルはすべてのレンジ(距離)で優秀だが、30〜50mと50m超で特に優秀だ。プレイをしていれば、この2項目が《ファントム》と《ヴァンダル》の大きな違いであることに気が付くだろう。《ヴァンダル》はすべての距離で同じ量のダメージを与えることができるが、《ファントム》は違う
この違いはゲームプレイにどのような影響を及ぼすのだろうか? 基本的にロングアングルを狙っている場合は《ヴァンダル》の方が向いている。30m以上先の敵をヘッドショットできれば、1発でキルできるのでチームを優位に立たせることができる。しかし、同じ状況で《ファントム》を抱えている場合は、敵が15m以内にいない限り、ヘッドショット1発ではキルできない。
一方で、ラウンドの最初から最後まで近距離でライフルを使用するつもりなら、《ファントム》の方がベターだろう。0〜15mなら《ヴァンダル》と同じようにヘッドショット1発でキルできる。
02

射撃レートと集弾性

射撃レートは《ファントム》と《ヴァンダル》の2番目に大きな違いだ。下の【状況例】の項目内の2枚の画像からも分かる通り、《ファントム》の11発/秒に対し、《ヴァンダル》は9.75発/秒のため、《ファントム》の方が射撃レートはやや高い
というわけで、ヘッドショットでは射撃レートは関係ないが、近距離でスプレー撃ちをするつもりなら、《ファントム》の方が良いだろう。《ヴァンダル》よりも多くの弾を短い時間で撃てる。
また、《ファントム》の方が集弾性も高い。つまり、スプレー撃ちでのヒット率が良いのだ。尚、集弾性が高いということは、タクティカルシューターに不慣れな初心者にとって扱いやすいことを意味する。
03

スモークでの違い

プレイヤーのELOによって異なる可能性があるが、最後に考えておきたいのは《ファントム》にはサイレンサーが付いているということだ。これはつまり、この武器を使っていると敵プレイヤーにスモーク越しの弾道を見られないことを意味する。
つまり、《ファントム》はスモークやウォールを多用してくるチームが相手のときは非常に有用なのだ。《ヴァンダル》では敵がスモーク越しに弾道を見ることができるため、簡単に自分のポジションが見つかってしまう。《ファントム》はサイレンサー付きであるがゆえに見つかりにくいのだ。
簡単にまとめるなら、デフォルトは《ヴァンダル》だ。大半のプレイヤーは距離を問わずヘッドショット1発でキルを記録できることからデフォルトを《ヴァンダル》にしているが、《ファントム》と《ヴァンダル》の違いはビギナーにはほとんどないように思えるかもしれない。
04

状況例

ネオン & ファントム

マップ【ロータス】ネオンをプレイしていると仮定しよう。ネオンはスピードとウォールのアビリティで距離を詰められるため近距離を得意としているエージェントだ。
【ロータス】のAサイトでは、ディフェンダーがAリンクの破壊できる壁に陣取ることが多い。このときにネオンがAロビーから飛び出してこのディフェンダーへ向かえば奇襲が狙える。そして15m以内に入ることができれば、《ファントム》の出番だ。速やかに射撃できる上に与ダメージが減ることもない。
《ファントム》の性能

《ファントム》の性能

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キルジョイ & ヴァンダル

マップ【アセント】でキルジョイをプレイしていて、彼女ひとりでAサイトを守っている場合は、《ヴァンダル》を選ぶべきだ。その理由はキルジョイの基本性能にある。彼女はガジェットでの索敵や妨害を得意としているので、ネオンのように敵に近づいてしまうとガジェットの意味がなくなってしまう。
キルジョイは遠くからピークして数発打ち込んだあと遮蔽物の裏に戻りながらガジェットで敵を攻撃するなど、30m以上敵から離れてプレイするケースが多いので、《ヴァンダル》でワンショットキルを狙っていく方が現実的だ。
《ヴァンダル》の性能

《ヴァンダル》の性能

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