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『VALORANT』のエージェントはどれも対戦相手を倒せる素晴らしいアビリティを備えているが、このライアットゲームズが手がけるチーム制タクティカルシューターのほぼすべてのシナリオで最終的に自分を勝利に導くのは自分のエイムとゲームセンスだ。
『VALORANT』のゲームプレイの中心に位置しているのはエージェントたちのアビリティだが、このゲームは『オーバーウォッチ』のような他のヒーローシューターよりも『CS:GO』との共通点が多いことに気が付いている人は少なくないだろう。
というわけで、【バインド / Bind】のチョークポイントを抜けられずに困っていたり、【ヘイヴン / Haven】のCロングからのプッシュに悩んでいる人のために、エイムを上達させるためのアドバイスをいくつか用意した。
1:クロスヘアの位置を極める
クロスヘアの位置は、『VALORANT』でのキルデス比を上昇させるための最重要ポイントだ。つまり、ラウンドのプッシュやピールをするときにクロスヘアをヘッドショットできる高さに置いて、エイムを画面中央でキープするのだ。
ここで大事なのは、敵プレイヤーを視認したときにクロスヘアをできる限り動かさないで済むようにすることだ。
クロスヘアがヘッドショットできる高さに置いてあれば、あとは水平方向にほんの少し調整するだけで良い。このようなエイムができるようになるためにはこれまでの悪癖を直すための時間と献身が必要だ。
クロスヘアが地面に向いてしまいがちなプレイヤーや逆に空へ向けてしまいがちなプレイヤーは、今回紹介しているエイムを意識すれプレイの向上が確認できるようになるだろう。
対戦やトレーニングで常に強く意識しなければこのようなエイムはできるようにならないが、できるようになった暁には『VALORANT』プレイヤーとして大きく成長しているはずだ。
2:練習を重ねる
古くから言われているように、「何かに秀でるためには1万時間の練習が必要」だ。1万時間というのはさすがに無理かもしれないが、対戦を始める前に《射撃場》を訪れてフリックエイムなどのテクニックを練習したり、様々な武器の使い方を学んだりするべきだろう。
たとえば、“オペレーター” が気になるならどんどん試してみよう。この武器の火力は高いが使いこなせるようになるためには慣れる必要がある。《射撃場》を理解し、各武器の集弾性や特徴を学びながら、自分に合った武器が判断できるようになれば、クレジット不足で購入の選択肢が少ないときの助けになるだろう。
しかし、《射撃場》で長時間過ごしてしまい疲弊してしまうのはNGだ。毎日定期的に30分ずつプレイする方が上達するだろう。
3:腰を据える
『コール オブ デューティ』シリーズと『バトルフィールド』シリーズで学んだスキルの多くは『VALORANT』では役に立たない。
『VALORANT』のマップに降り立ったあとは、移動しながらの腰だめ撃ちはほとんどファンタジーに近いことが理解できるだろう。『VALORANT』で移動しながら撃てば、サイトを覗き込んでもとんでもない方向へ外れていく。
というわけで、コーナーを見つけたら腰を据えよう。上級者ならワンショットでシールド持ちをキルできるかもしれないが、それでもヘッドショットできた場合に限る。『VALORANT』では素早い射撃と同じくらい安定した射撃も重要だ。
4:クロスヘアを設定する
一部の人は大したことではないと思うもしれないが、自分に合ったクロスヘアとプレイスタイルを見つけることは非常に重要だ。
集弾性を高め、【バインド / Bind】の背景に埋もれない色のクロスヘアを選ぶことがプレイの大きな助けになる。また、自分に合ったクロスヘアを手に入れればエイムの精度が高まり、フリックヘッドショットをより安定して決められるようになるだろう。
とにかく自分に合っているかどうかが一番大事だ。自分に合っているクロスヘアを見つけたあとは、プレイの上達に驚くだろう。簡単にまとめると、クロスヘアはシンプルで小さく、邪魔にならなくて安定しているものが良い。
射撃や移動に合わせてサイズが変化するクロスヘアよりもサイズが固定されるクロスヘアを必ず選ぼう(射撃エラーと移動エラーをオフ)。クロスヘアが安定していなければプレイも安定しない。
5:腰だめ撃ちを試す
基本的にシューターでの腰だめ撃ちは “ベストな選択肢” ではない。しかしながら、しっかり陣取っていて、信頼できるクロスヘアが用意できているなら、腰だめ撃ちを『VALORANT』のコーナー処理に使用することができる。
サイトを覗き込んだ射撃は精度が高まるが発射速度が落ちてしまう。この撃ち方は《射撃場》では良い結果が得られるかもしれないが、先に撃った方が有利になる実際の近距離戦ではサイトを覗かない方が広い視野が確保できる上に、複数のエージェントを見つけたときに連射しやすい。
6:プレイ前の設定をする
上記のアドバイスはどれも正しい準備ができていなければ無意味だ。というわけで、ここから先は超初心者のための初期設定について解説していく。
まず、自分に合ったマウス感度を見つけよう。『VALORANT』のゲームプレイはシューターの中では比較的スローペースなのでマウス感度が低めでも大きな問題はない。
DPIを他のゲームをプレイするときと同じ数値に設定したあと、快適にプレイできる数値へ調整していこう。『VALORANT』用の感度を調整するためのツール(振り向き計算ツール)がインターネット上にいくつも用意されているので、試してみよう。
プロプレイヤーの大半はDPIを400か800に設定しているが、自分に最適な数値とマウスを準備すればアドバンテージが得られるはずだ。
7:エイム練習ゲームをプレイする
PCでシューターをプレイした経験やマウスでエイムした経験がないなら、エイム練習ゲームを活用するのが良いだろう。
『Aim Hero』、『Osu!』、『Aiming.pro』、『3D Aim Trainer』などにはPCゲーミングの様々な違いを理解する助けになるゲームやモードがいくつも収録されており、フリックエイムやタップストレイフを問わず、自分のスキルを高めるための様々なヒントが得られるはずだ。
エイム練習ゲームは無料から有料まで幅広く存在するので、具体的な内容をチェックしつつ、予算と相談して選んでもらいたい。
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